ラジ鬱投稿(冷や汁と原田ひ香「口福のレシピ」)
先々週の投稿
田中さん、こんにちは!
本日20日木曜日の鹿児島は、スマホからピロリンピロリン警報が鳴る、大雨の天気です。お店も暇だし、こういう時は読書に限ります。
今日読んだのは「原田ひ香」さんの「口福(こうふく)のレシピ」。歴史ある料理専門学校を軸に、昭和の初期と令和、二つの時代が交錯する物語です。会話文が多く、テンポ良いストーリーは、原田さんが脚本家出身と聞けば、なるほど!とうなずけます。
それにつけても作中で出てくる様々なお料理に、読み終わったあと、なんか「美味いもんいっぱい食ったー」みたいな気持ちになったのが、我ながらおかしかったです。
ただですね、1点気になったことが…
主人公の女性が、新しい冷や汁のレシピを作ろうと頭を悩ませる場面。彼女を助ける男性との間にこんな会話がありました。
●男性
「僕、四国の愛媛出身で。冷や汁は夏の定番なんですよ」
●主人公
「愛媛でも食べるんですか。九州のものかと思った」
●男性
「それ、愛媛県人の前で言わない方がいいですよ」
ええー?!そうなの?
この、まるで広島県の人に「広島風お好み焼き」と言ってはいけない、みたいなニュアンス。
冷や汁、実は私が初めて食べたのも宮崎県に旅行した時。ご飯に冷たいお味噌汁のようなものをかけるのですが、きゅうりやお豆腐をのせるのが斬新で、とても美味しかったです。調べてみると、南予の方では食べるみたいですね。
でも九州名物と聞いて、「それは愛媛です!」って怒っちゃう人ってほんとにいるんでしょうか?
リクエストは米米CLUBの「浪漫飛行」をお願いします。