騙し絵の牙
見に行ってきました。
何回か予告は見ていたのですが、最後に全部ひっくり返る系、伏線回収型?ってゆうんですかね、、予告が全部嘘!みんな嘘をついている、という歌う文句でそういう系が好きな方は見たい!って思わせてくれるものでした。 プラスで大泉洋さん大好きなので、期待大でした。
以下ネタバレあると思うので注意です
感想としては、素直に面白かったです。
ただ、伏線見せすぎでは感が否めなかった。作り方だとは思いますが、映像だと分かってしまうから原作の方がというか、文で読んだ方がラストの驚きが大きくて面白そうだと感じました。私は最後まで分からなくて、最後でドーンって感じが好きなので、、、
後から知りましたが主人公速水を大泉さんにあてがきして原作が書かれたとのこと。だからハマってたんですね、違和感なくピッタリと速水でした。
大泉さんも松岡さんも真顔の演技というか、フラットな、どっちか分からないけど含みを持たせた演技がとってもよかったです。
個人的には新垣隆さんがちょっとだけ出てたのがツボでした、
印象に残ったポイントとして、時代と世の中に適応して変化していかなければいけないというメッセージがあると感じました。
高野が二階堂先生の作品について話すシーンでは作風が古いとか、登場人物の女性が古いとかで批判していたし、高野は常に新しい、今までにないものかつ今の読者に響くものを作りたいという気持ちを表現していました。彼女の発言や提案が、社内ではブランドイメージとかで受け入れられないのも時代の表しだと感じました。一見仕事はできないけど本は好きな新人編集者なのに、速水と出会ったことによって変わって最終的にやり返す高野はすごく魅力的に見えて、女性がリードする社会を表現していると思いました。
速水も常に面白いことを求めているし、前例がないから面白い、雑誌のカラーとか読者層なんて関係ない、仲介はいらない、出版社が直接Amazonと提携して本を売る、デジタルで読むという流れを作る。自分の意見を発言して自ら行動して結果を残す。こういう行動力のあるタイプの人間が新しい時代を作って行くんだろうなって考えさせられました。
私は新しいことをしたり、前例のないことをやってみる、枠にはまらないとか、そう言ったことにすごく興味を持っています。また、昔よりとてもよくなっているとはいえ、女性がもっと働きやすく、社会をリードできる世の中にしたいと考えているので、ポジティブな考え方とやる気を出させてくれた作品でした。
めちゃめちゃ偉そうなことを綴ってしまって申し訳ないのですが、何一つ行動には移せていないので、何か一つでもやってみようかなと思いました!
お写真は稲垣純也さんにお借りしました。何気ない日常に素敵なものが隠れているのを教えてくれるような作品がいっぱいでした!見出し画像は騙し絵のお写真です。稲垣さんありがとうございます。