巻き込む力
テイクアンドギヴ・ニーズというブライダル企業で、6年半結婚式の現場マネージャーとして、1000件くらいお手伝いしてきました。
沢山のアルバイトや、各セクションのど真ん中で仕事をしていたので、うまく人を動かす方法や、取引先、パートナーのテンションを上げる。という事をひたすらやっていました。
実は対お客様に向き合うのと同じくらい、スタッフや、取引先、パートナーの皆さんにパワーをかけていました。
それをする事で結婚式のクオリティが大きく変わるからです。
具体的にやっていた事をいくつか紹介します。
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巻き込む為に自分を魅力的に魅せる
司会者や、PAさん、アテンドさん、などなど、多くのスタッフが関わる中で、いかにしてそのメンバーを巻き込むかが、現場(プランナー、サービス)にいる人の力量です。
やみくもに、あれやって、これやって、では無くてまずは、「この人結婚式が本当に好きなんだな」と思わせる必要があります。
では、どうやって思わせるかなんですが、
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①細やかなアイデア動きに気付く
これはすべての取引先、関係するセクションの方々に言える事ですね。
例えばMCさん。
・あれ?音楽に合わせてコメント言ってる?
・いま、余韻を作るために少し溜めた。
・さっき言ってたお客様の言葉を拾って、アドリブでそのワードを入れ込んでる。
皆さんプロなので、少なからずプロとして、結婚式に関わる上でプライドを持って、良かれと思って実施している小さなアイデアやアクションが必ずあるはずです。
まずはそこに気付きましょう。
気付いたら、聞いてみましょう。←ここ重要
「今のって、あえて少し溜めたんですか?」
「さっきのスピーチで〇〇って話してたから、いま〇〇って言ったんですか?」
みたいな感じです。
「〇〇でしたね!!」と言うのも良いですがまずは、聞いてみて、自分も気付いてる事を間接的に伝えるのが良いと思います!
嫌な感じがなく、そこまで、見てるんだなと相手は感じます。
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②感情の感想を"逐一"共有する
これめちゃくちゃ大切ですね〜。
"逐一"というところが特に大切です。
自分が見ていて、良かったシーン。誰かが良い表情したとき。心躍る感情が見えた時。逆に、もう少しこうできたんじゃないか。これやってあげた方がよかったかな…。(主に感情に関わる部分が理想です。)
みたいな事をすぐにその場で共有をする事です。ただ注意した方が良いのは、本心で思っていないことは言わない方が良いですね。相手もプロなので、上辺で言っていたらバレるのと、信用をなくすので。
つまり、普段から、感情に寄り添いながら仕事をしていないと気付けないはずです。
感想を共有する事で、そこまでこだわってやっているんだ。と思ってくれますし、そう思わせる事ができたら、今までやってこなかった新しい提案や、少しチャレンジングな事、これしたら喜ぶんじゃないか?みたいな事がお互いに言い合える関係になります。
もしくは相手から発信されるようになります。
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新しい環境に行った時、新しい方と仕事をする時、この2つを地道にコツコツと毎回やり続ける事で、双方に意見を出し合える、良い関係性が築けます。
本気で良い結婚式を作るためには、こうして巻き込む事が必要不可欠です。
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まとめます。
①アイデアや気遣いに気付く
②感情の感想を"逐一"共有する
気付くアンテナをもって、すべての人たちの感情を想像しながら、ぜひ結婚式に向き合ってください🤵
以上でーす。