脳の扁桃体の反応が敏感であるほど、外界からの刺激に大きく反応し、心拍数が高まり、瞳孔が広がり、声帯が緊張する。

スーザン・ケイン「内向型人間のすごい力」を参照。

20世紀の偉大な発達心理学者であるジェローム・ケーガン教授の研究。

ハーバード大学に生後4ヶ月の乳児500人に、「録音した声」「色鮮やかなモビール」「先端にアルコールを浸した綿棒」などの未知の体験で刺激を与えた。

20%「高反応」元気よく泣く。手足をばたつかせる。

40%「低反応」静かで落ち着いたまま。

40%「中間」


「高反応」→ 多くが思慮深く慎重な性格に成長

「低反応」→ おおらかで自信家の性格に成長


ケーガン教授の仮説

「生まれつき扁桃体(大脳辺縁系の奥に位置し、ラットなど原始的な動物にもある原始的な脳。感情脳とも呼ばれ、食欲や性欲や恐怖などの根源的な本能を司っている)が興奮しやすい乳児は外界からの刺激に対して大きく反応し、成長すると、初対面の人間に対して用心深く接するようになる。」


 扁桃体の反応《大》 

→心拍数《多》→瞳孔《広》→声帯《緊張》

→唾液中のコルチゾール(ストレスホルモン)値《高》


高反応な乳児は人間嫌いではなく、たんに刺激に「敏感」。


高反応の子供の神経系は、恐ろしいものだけでなく、すべてのものに「敏感」で、「注意を喚起」する。


また、自分が気づいたことについて深く考えたり感じたりして、あらゆる日常的な体験から「微妙なニュアンス」を感じとる傾向がある。






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