『ステージでの身体感覚』
ダンスを始めたの9月ですが、ショービズはアカデミアより向いているのではないか、と思うに至る、50歳手前のアタシ。何しろ、公開しているダンス動画は、ゼロから振り付けして完結する1時間のクラスの最後に撮影したもの、なんである。
みんな、めちゃ練習してると思うみたいなんだけど、そうじゃない。しかし、最後に、少人数で踊らされても、そんなに問題ないのは、人前で何かをする場数を、アカデミアでたくさん踏んだからだ、と感謝はしております。
でも、あり得ないほど緊張する。最初の舞台の前の2週間くらいは、びびってナーバスになりまくったし、2回目は、そこまでではなかったけど、当日朝に吐きそうになってた。
ダンスを習うのは初めてで、一番最初に出た1時間のクラスの最後に、少人数に分けられて踊れと言われてビデオを回されたら、ほとんどの振りを忘れてしまったので、その時から比べると、ずいぶん慣れてはいる。あの時の、一体どうすれば人前で踊ること自体ができるのか、と途方に暮れた感じを、まだ鮮明に覚えている。
もちろん、人前で話すのも、初めはそれなりに🫨していたと思う。中学2年の時、英語のスピーチコンテストで県大会に出る際に、自分の番の前に、トイレに5回だったか行ったのを思い出して、楽屋ではほとんど水分は取らない。
舞台の前は、まるでフィギアスケート選手だと、自分にツッコミを入れながら、自分の番まで、ひたすら繰り返しヘッドホンで曲を聴いて、振り付けを確認してる。
楽屋から出たら、キャラクターから出るな、と言われている。出口から出る直前に、真顔になって背筋を伸ばすと、私の中で何かが切り替わって、自分の中身が全部外にむき出しになったみたいになる。そこから、楽屋に戻るまでは、ずっとその状態。
練習でも、序奏が始まってから、そのモードに切り替わって、後はほとんど何も考えていない。
むしろ、考えたらできない。それこそ、自転車に乗るのと同じ。どうやって漕ぐんだっけ、などと思ったら、グラグラしてしまうのと同じ。完全に思考停止して、使っているとしたら感覚のみ。
その、感覚のみになって、自分の内側がぜんぶ外側に出てしまっている、みたいな、神経や感覚が剥き出しになった感じが素晴らしい。ものすごく研ぎ澄まされた、刃物になったみたいな感じ。
でも、観客の、あるいはオーディエンス役の、歓声やかけ声は、よく聞こえる。
特に、見せ場で、一斉に絶叫される、その時の快感が、ほとんど麻薬のようだ。
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