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『ひろゆきの論破(研究ネタ帳1)』

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ひろゆきがスパチャに答える時に、よくやっているのは、質問してくる人の質問には直接答えずに、質問の持っている前提を否定する、という行為なんだけれど、これをやっているところを見るとオーディションスが喜ぶという現象は、それなりに観察可能だと思う。

信州大学の本田さんていう発達障害が専門の精神科医が、質疑応答のみを1時間以上やる人気動画とかもそうで、彼は発達障害を持つとされている子どもの親がしてくる質問の持つ、発達障害に対する差別性を解体する、みたいなことを、しばしばやっている。

私が授業の最初にやるリアクションペーパーへのリアクションというコーナーに固定ファンがいるのも、リアクションペーパーに書いてある質問や意見が前提にしている規範に言及して、その問題点を指摘する、ということをしてるからだと思う。

私はこういう質問への返しが持つ効果を「膝カックン効果」とか名づけたいけれど、それが余計なことだと批判されるだろうから、していない。でも、人が「論破している」と名指す時、実はなされているのは、行為としては「(質問には直接の答えずに)相手の質問の持つ前提を否定する」ことだったりする(と思う)。誰か本当かどうかCAで検討してくれないかなぁ。

既存のYouTube動画を分析すればいいから、データ収集も必要ないし。

(写真は、日本の皆さんが好きな、ご飯の写真。今回はメキシコ料理です。ルーミーたちと親睦ディナーに行きました。)

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