ハンストにずっと憧れていた。
『サフラジェット』という映画で、女性参政権獲得運動のために、刑務所でハンストを試みる主人公が、鼻から管を胃に無理矢理入れられて、牛乳を流し込まれるのに抵抗する姿に、カッコいいわぁと、ため息をつき、映画を見終わった後、私も過激派になりたい!と何回も叫んだ。
穏便に穏便に、トランスジェンダーの知識について、普及に努めてきて、本当に我慢に我慢を重ねていたんだと思う。
それで、春に我慢ならなくなり、本当に突然、やったんである。
ホテルの2階のベランダで、右の拳を握って、上に振り上げ、そのまま跪いて。しかし、道ゆく人に無視されるから、スピーカーで黒人女性解放活動家の映画『ハリエット』のテーマソングStand Upをガンガンに流して、その場でスマホに、初めてカミングアウトの文章を打ち込み、拡散した。
みんなが電話してきたり、メッセージしてきたりして、ともかく突然やらないで、準備してから、体重も10キロ増やしてから、ということにして、やめたんだけどね。
この国のこの街には、ハンストしてる人は沢山いるし、警察の車で搬送されながら、叫んでる活動家とか沢山いるし、みんなエキセントリックだから、大したことはないんだけど、日本的には、???でしょ😼
でも、まだ、支援してもらえるなら、マイルドなやり方で、やるけど、無理かね。
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