「大空スバル3周年ライブ」を振り返る(特に、そこに至るまで)
ホロライブ撮れ高大賞2021においてYAGOO特別賞・最優秀賞をダブル受賞、原点にして頂点、ホロライブにおける記念3Dライブの金字塔、それが伝説と化した「大空スバル3周年ライブ」(以下、「本件ライブ」という。)である。配信日は一年ちょっと前、令和3年10月7日。
だからといって、手っ取り早くVtuberの最高峰のライブを観てやろうじゃないかという人に、まずは本件ライブというのはオススメできない。なぜなら、どんな競技か知らないんだけどプロレスを観てみたい、という人が手始めにアントニオ猪木vsモハメド・アリを観るようなものだからである。
プロレスのことはよく分からないのだが、本件ライブの真髄は本編だけではない。あるいはそこに至る過程こそが人々(アヒージョ)の心を揺さぶったのである。本稿では敢えて、本件ライブというより「そこに至るまで」の一年間を勝手に記録しておきたい。
令和2年9月29日(火)
なお、大空スバル氏の初配信は平成30年9月16日とのことである。私自身、2周年を過ぎたこの頃はまだスバ友ではなかったし、大空スバル氏も今のような美少女ゲーミングアイドルではなかった。時期的には、私の関心は専ら赤井はあと氏の謹慎処分(令和2年9月27日)にあった。
以下に引用したツイートではそのような印象は無いが、私としてはどこかの配信でやたらとメソメソしていた様子が記憶に残っていて、(赤井はあとさんはこのまま復帰しないかもしれないし3Dライブはいつか出来るんだからメソメソしてんじゃないよ……)とむしろ大空スバル氏に対して批判的であった。正直カレーメシで我慢しろよと思ってた。
10月4日から11月に延期された2周年ライブだったが、調べると11月14日に中止が発表されていたようである。
令和3年1月27日(水)
言わずと知れた「スバルだって…女の子なんスょ…」事件であるが、本件ライブとは特に関係が無い。私もまだスバ友にはなっていない。ただ咳払いは可愛いかったので毎週土曜日のおはスバは極力観ていた。(ちなみにババドナ記念日は2月28日である)
令和3年5月26日(水)
これも本件ライブとは関係無く、単に私が大空スバル氏のメンバーシップに加入した日である。ただ前年度からの流れとして、新衣装お披露目配信の告知がほぼ当日というのは、果たして運営とうまくいってたのだろうかという疑念は付きまとう。
令和3年7月2日(金)
誕生日当日に100万人を達成した女、それが大空スバルである。ただ、箱としては桐生ココ氏が華々しく卒業していった翌日、夏色まつり氏が赤井はあと氏の潤羽るしあ氏の記念枠に出演で一触即発と騒がしい時期。持ってはいながらも、どうにも順風満帆というイメージは無かった。
令和3年9月14日(火)
なので、またかという印象はあった。流行り病に翻弄された大空スバル氏は前々から予告していた9月16日のライブ延期が発表された。ただどちらかと言うと、同年5月のウマ娘配信から私はゲーム(RPG)実況こそ至高という大空スバル氏の認識であり、この頃はFF7やmother2という名作を土日にやる人ということで、歌枠のアーカイブは皆無と言っていいしまあ別に3Dライブはね……という感想であった(確かに3Dはエグい動きしてるが、上記のメンシに入った第三形態のLive2Dが一番好き)。
このお知らせを改めて観返すと、まーたメソメソしてというのと同時に、「ここまで来たら逆に伝説したい」という発言があった。この日の大空スバル氏に伝えたい、伝説のライブになったでな……
令和3年10月7日(木)
ということで、本件ライブのタイトルである「【#大空スバル3周年】おまたせ!今日はたのしんでってな~!!!!:SUBARU 3rd anniversary Live【ホロライブ】」という、「おまたせ!」はまさに、本当に一年待ったのである。私はそこまで待っていなかったので、誰よりも大空スバル氏本人が一番待ち望んでいた。
現地で観るライブというのはまた別枠として、配信で観た、それも当日終電まで残業していたため数日後にアーカイブで観たのだが、画面で観るライブとしては最高のライブだった。一番好きなのは "夜もすがら君想ふ" と "愛言葉Ⅲ" で、デスマーチが続いた令和3年度は通勤の電車でずっとこの2曲をリピートしていた。
いかがでしたか?
いかがもクソもないので、見出しでいうと令和2年9月29日の時点で言いたいことは完結していた。本件ライブをリアタイしていないので、改めて当日の配信での各位のコメントを調べていると「一年待ったんだよな……」というのが頻出しておりスバ友(アヒージョ)界隈からすれば当たり前の話なんであって、それでも一応noteに残しておきたかった。
そして、令和4年11月20日(日)
大空スバル氏も本件ライブはそれなりに反響があったものと認識されており、そんなん4周年ライブはもっと最高にするっしょとポジティブの化身のような発言がどこかであった。日曜日であれば本件ライブの一時間にあった震度5弱クラスの地震さえ無ければ(結局その日は泊まりだった)ゆっくり観れるので、年に一度のアイドル姿をしかと観届けたい。