三代目 J SOUL 桐生ココ from ホロライブという世界線について
予め現在私が入っているメンバーシップを列記しておくと、宝鐘マリン嬢が1年と30日、赤井はあと嬢が8ヶ月と5日(最近メンバーに復帰したけど通算されてるっぽい)、大空スバル嬢が13日である。
桐生ココ嬢に関しては、確かに朝ココの切り抜きを観たことはあったけれども、最近はコラボでお見かけする程度であった。
さて、本件に関して直接の感想は皆さま文章に起こされたり、騒ぐんじゃないと戒め合ったりと、各々好きにされているので、私も好きなことを書きたい。
どちらかと云えば、赤井はあと嬢と共に謹慎から復帰する前後、あるいはマイクラ運動会に掛けてもコメント欄に荒らしが猛威を奮っていた頃に書きたかったのだけれど、あまり縁起も無いことを書くもんじゃないかなということで完全にタイミングを逸してしまった。
ホロライブは人形浄瑠璃なのか
補足しておくと、私はパワプロアプリのコラボから笹木咲嬢をきっかけでVtuberさんをよく観るようになり、厳密にはチームNASSを経由してはいないものの、なんでかホロライブで猫又おかゆ嬢だけは観るようになっていた。朝ココが「ホロライブの関係性」を掘り起こしたとする言説は一説にはそうなんだろうと思うし、オタクが推しの功績を誇ることに異議は無い。ただ、私自身どうしても関係性のオタクとして見逃せなかったのは「おかゆ裁判」であり、とりあえず猫又おかゆ嬢の周囲を眺めていたところ(現在はアーカイブ削除)あつ森で急に現れた船長なる(なんだこの面白れえ女は……)という所からまあ今日に至ってしまったということになる。
少なからず、私がホロライブさんをチェックし始める前の収益化剥奪騒動、そこからの復活が無ければ今日(こんにち)に至るまでのホロライブの繁栄は無かったと思うし、ここよりもきっと多くの人がみている場所で桐生ココ嬢の偉業を大いに称えてほしい。今日(きょう)私が書きたいのはそのことではない。
このところポケモンピンボールしか観ていないのにnoteを書く度に笹木咲嬢の話をしてしまって申し訳ないのだけれど、
不死身の身体を手に入れて、
一生ネットで生きていく。
この歌詞には大変思うところがあって、結果として1期生は例外的であるにしても、一人も卒業していないのは2期生と3期生だけで、ただやはり5期生も特殊な事例なのであって、長期に活動してから卒業したのは桐生ココ氏が初めてということになる。
それぞれが長かったり、短かったりする休止期間を挟みつつも(やはり魔乃アロエ嬢は個人的には「欠けてしまった」存在という認識は否めないけれど)こうして一人も欠けることなく活動を続けてきたのが0期生を含めたホロライブという尊さなのであって、危うさをはらみながらも「いつかは全員揃う」という希望をずっと繋ぎ止めてくれていた。
何が言いたいかというと、今回の危機を「キャスト変更」で乗り越えられなかったことは、もはやホロライブの栄華は永遠では無い、そのことが今日確定してしまったことに、今こうして私は一人で悲しんでいる。
桐生ココ嬢、あるいはその魂、前世も含めたファン各位からすれば何てことを言うんだということになるんだろうが、「桐生ココ」というキャラクター、ひいてはホロライブを未来永劫守ろうという立場からすれば、今回の選択はベストではない。それなりに前から決まっていたことだろうし、各ホロメンもTwitter上ではこれが桐生ココ嬢の「選択」ということでポジティブに送り出そうとする演出に徹したように思えるが、これは、仮に今後6期生以降が加入したんだとしても、現状のメンバーもまたいつかは「卒業」していくことから避けられないということになってしまった。
オルタナティブでならしていくか
たとえば、「桐生ソコ」ぐらいで始めてみたらどうだろう。つまり見た目は全く一緒なのだけど、声も挙動も「桐生ココ」ではなく、名前を聴くと桐生ソコなんだと言う。異世界で記憶を無くしてしまったのだろうか、オルタナティブの世界ならあるあるの展開といえよう。権利関係が色々と会社(カバー社)に残るのであれば、「魂」に相応しい人材を発掘するだけで今までのリソースを使い回せる。ビジネス的には決して悪くない発想なのであって、オタクはオタクでまた新たに調達すればよい。「こんなの桐生ココじゃない」と思うのであれば、それは前世、あるいは魂に寄り添ってほしい。それもまた人生だ。
チャンネル登録者数は百万人を超えても、私は主に3期生の配信しか観ていないけどライブで観ているのは数万人であり、宝鐘マリン嬢によると実際に観ているオタクは周期でだいたい入れ替わっているという証言もある。
ホロライブの発展を願うのであれば、「桐生ソコ」嬢が(なんか、ちょっと or 全然キャラが違うけど、これはこれでホロライブの一員として正式に迎え入れても差支え無いな)まあその判断基準をどう設けられるかは分からないけど、一定の民意を得たのであれば、「二代目・桐生ココ」を襲名すればいい。別に(表向きは)喧嘩別れじゃないじゃないんだから、襲名配信に初代をお招きしてもよいだろう。
これは、つまり繁栄を続けるホロライブさんの中で、どうしても人気の格差はある。「不死身の身体」を手に入れた以上は、そしてホロライブという尊さを守るためには、滅多な理由で卒業なんてして欲しくはない。ただ、仮に魂あるいは前世にも人生があるのであれば、必要以上に縛り付けるのはお互いに不幸だ。モーニング娘。どころか、AKB48でさえ私は大声ダイヤモンドが一番のすーぱー名曲だと思っているが、メンバーはほとんど総入替えである。これは生身の体があるアイドルであれば、あるいはラブライブさんもそうなんだが、中の人でライブをやる以上、卒業と加入を繰り返す、新たなユニットを生み出す、ということにビジネスモデル上の合理性はある。
そういった諸々を乗り越えられる可能性がバーチャルの世界にはあるのであって、これ以上は魂、あるいは前世としても頑張れない、もうやり切ったというのがあるのであれば、後継者を探し出して「禅譲」できるのであれば、私としてはまた新たな可能性、世界線に辿り着けるのではないかと思っている。
最後に:文脈のオタクについて
現代におけるオタクがどういう意味を持つのか知らないけど、私が知る限りではオタクは「文脈」が大好きである。途中から猫又おかゆ嬢のウマ娘配信を観ながらこれを書いているのだけど、FGOだとか、ウマ娘に関してズルい(褒めてる)のは登場キャラクターがいずれもクソデカ文脈を引っさげて我々の目の前に現れるということである。正直、まったく競馬には興味が無い(有馬記念だけ買う程度)けれど、相手が美少女なのでやはりちょっと気になる。日本史も世界史にも疎いので、うっすら知ってるとか、競走馬に関してはWikipediaを読んでも初めて知ることばかりで、なるほどあのイベントは……っ! みたいな、浅い知識でも楽しめる。だからVtuberさんにも、まったくピンと来ない人は恐らくまず中の人を調べる傾向にあって、それは夢の国に入っていきなりミッ○ーさんの着ぐるみを剥がすような行為だということをどう伝えたものか日々悩んでる。その一方で「関係性のオタク」としては、前世からの戌神ころね嬢と猫又おかゆ嬢の繋がりは無視できないし、宝鐘マリン嬢は3歳でハーバードを卒業してしばらく正社員をしていてボーナスはみかんだった、大空スバル嬢はお嬢様で家が燃えたのでVtuberになった、その程度の「文脈」で私は十分にお腹がいっぱいである。
今はいいのだろうけど、お互いに、しばらくしたら他にやりたいことが出てくるかもしれない。いや別にオタクはそっと離れればいいだけなのだけれど、ホロメンの魂や前世に関しては現状そう気軽には行かない。
なんだか話し方も違うし、趣味趣向も違うんだけど初代と二代目で全然違う人とコラボするようになったと思ったらどうもその伝手で紹介されて初代のもとで修行したり、あるいはずっと初代の配信が好きで観ていたら自分が二代目になってしまったとか、それは必ずしも悪い世界線なのだろうか。
原理主義としては分かるし、私も今の船長・はあちゃま・スバルちゃ先輩が好きだけど、適切な表現かは分からないけど「逃げ道」があった方が、どの立場からも健全に未来を見据えられる気がする。
書いてる途中でよく解らなくなってしまったけど、桐生ココ嬢と赤井はあと嬢が謹慎されられている期間、この事態を打開する方策として、桐生ココ嬢のキャスト変更、同時に桐生ココ嬢の魂or前世は別名義でホロライブに新規加入(平たく言えば転生)してもらってはどうかと考えていた。建前上はキャラクターと中の人は関係ない(中の人など居ない)のであって、うまく表現できないけど、なんかそうすることで荒らしの人たちに正義は無くなるんじゃないかとあのときは考えていた(それをnoteに残していないことが、ないより私もその理屈を詰めきれていない証拠である)。
結果としてはどうだったんだろう。桐生ココ嬢が入ったコラボでも最近はコメントをメンバー限定にしなくてもそんな気にならなかったし、事態は良い方向に向かっていたんだと思っていた。
赤井はあとさん(の魂 or 前世)もバーチャル日本の大学に進学していったん配信に専念できないからと二代目に禅譲して、しばらくしたあとやっぱりあたしがやるわっつって初代と三代目は同一人物だったとしても、(二代目の人は可愛そうだけど)はあちゃまなら許される気がする。
終わらないものは思い出になってくれない。とはよく言ったものだけど、一方的にだけれど私は船長と思い出を作れている気がする(一年前の船長の誕生日前日でケーキを食べながら船長が泣き出したのは一番印象に残ってる)し、船長このエピソード前も話してなかったっけというのは落語だと思えば問題無いというのをどこかで見かけた気がする。
そんな伝統芸能にホロライブはなれないかなというお話でした。
終わりだよ~(o・∇・o)~