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「好きなことを仕事にする」は間違っている

前回は、多くの人が影響を受けた「コロナウィルス」とフリーランス業についてお伝えしました。

今回は、「好きなことを仕事にする」というのは大間違いなのか?という内容です。

ちまたでは「好きなことを仕事にしよう!」なんて謳われています。

私もそれをお勧めしているので、完全に否定できませんが、誤解を恐れずに言えば、それはほとんどの場合、間違っています!

なんだか矛盾しているように聞こえますが、要は私が言いたいのは、

「好きなことを仕事にする」

のではなく、

「何かを続けていたら好きになって、仕事になった」

というのが、より現実的だ、ということです。

つまり「試しにやってみたことへの人からの反応が良くて、やっていたら楽しくて、しかもお金ももらえるので、仕事にしてみることにした」、ということです。

例えば、歌手を目指している女性がいたとして、プロになるためにオーディションを受けたり、音源をレコード会社に送ったりしていますが、鳴かず飛ばずです。

彼女は英語が少し話せるので、海外向けに日本語の歌の提供をしてみることにしました。

色々試してみた中で、

「ハッピーバースデーソングを、あなたの名前付きで日本語で歌います!」

なんていうサービスがバズったとしましょう。

そうなると、やっぱり嬉しいわけです。

サービスが人々に喜ばれ、お金ももらえる。

段々楽しくなってきます。

元々は、自分のオリジナルの曲を歌ってプロになりたかった人が、自分の歌のスキルを使って、別のサービスを思いつく、なんてことは珍しくも無い話なんです。

回りくどくなりましたが、要は、始めから自分が大好きなことを仕事にできる人なんていうのは稀で、多くの人は好きでも無い仕事をしているんです。

それだったら、仕事をできる限り自分の好きなことに近づけるために、自分のスキルや知識を最大限活用して、試行錯誤することにより、それらを使って何かお金を稼げるようにするのが良いのでは無いか?というのが私の提案です。

人はそれぞれ、まったく異なる知識やスキルを持っています。

多くの人は、自分の持っているものの価値に気付いていません。

私がコンサルティングをする際には、その人が持つスキルや知識を掘り起こし、それを掛け合わせるお手伝いをします。

その上で、どのようなサービスができるのか?のようなアイデアを提供します。

そして、それを実行するための準備や手段など、色々な面からサポートします。

試行錯誤していく中で、お客様から喜ばれ、自分も楽しくなるようなサービスを見つけていきます。

皆さんも、「好きなことじゃなきゃダメ!」ということに固執せず、ぜひ色々試してみてください。

その中で、うまくいくものがあれば、自ずとそれが好きになっていくはずですから。



【こちらも併せてご覧ください】

*海外向けにサービスを販売する方法などを解説するYoutubeチャンネル「Kozy Voice」

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