もとさや
2024.1.14~3.17まで
日記ワークショップで毎日書いた日記の抜粋をあげています。
ろくでもない日の光明
1月29日(月)
朝がうまくいかなかった。
スヌーズ2回目までは自覚があり、3回目は10分間で夢を見すぎて目覚ましがなっても事態の把握ができなかった。
南の島にいる夢だった。
月曜の朝は目も覚めなければやる気も起きにくく、こんな時はゲームをやるといいんだけどなーと「いいじゃんいいじゃん」と甘やかす自分が出てきそうになり、その手には乗らんぞと心の波平に叱られる。
ファンヒーター前で小競り合う子らにも上手く対応できず、目玉焼きも破れた。
「陰鬱な月曜」が盛り上がってるな!と逆に元気が出てきた。
駅につくと、電話をしながら階段を上がってきた人が「取締役会でどうやったら怒られないか」みたいな話を割と大きい声でしていて、前途をお祈りするばかり。
仕事はSNSに積極的に振り回されにいったり、次年度の計画を手当たり次第えんぴつで書いたりした。どうにもこうにもパソコンではなくノートでもなく「裏紙にえんぴつ」でないとノッてこない仕事がある。
夫から「黒ねり胡麻1リットル缶」の写真が送られてきた。やった。近所の業務スーパーで買っていた「黒ねり胡麻大パック」がここのところ「白ねり胡麻」しか取り扱わなくなっていたのだ。
確かに黒ねりは担々麺とかしか使わないのかもな。
はちみつと混ぜてパンに塗るのが私の実家からの伝統で、子らがそれを大変気に入ってるのでできれば常備しておきたい。
これでしばらく大丈夫だ。日持ちのする食材が確保されていると心豊かに感じる。
夜ご飯は鯖の味噌煮、イカゲソと小松菜のレモンバター炒めなど。
夫が歯医者で遭遇した老婦人と受付の、噛み合っていないのにお互い丁寧なので聞いてて嫌な気がしない会話を聞いて笑う。
痛ましいニュースを見て悲嘆。
なんでどうして、と関係ない私が思うぐらいだから関係者いかばかりか。
次男が自由音読で『もう一度考える』(亀井勝一郎)をチョイスして読んでいた。
「同感できても、もう一度考えるがいい。同感できなくても、もう一度考えるがいい。」と始まり、皿を拭くタオルを膝に置いて横に座り神妙に聞く。
「簡単な賛成と、簡単な反対とは、どちらも無責任の表れである。」と締めくくられ、スタンディングオベーション。
1週間、好きに書く練習をしてみて、好きに書いてるのに座りが悪いな、と思いこれまでスタイルに直した一回目。ここからタイトルを付け始めました。日記にタイトルを付けるのか問題、というのが日記界隈議論にあるらしいことをWSで知りました。日記に対する姿勢はマジ千差万別。