勤路記49.調教期間

夏よさらば、我が麗しの秋よと、心賑やかしく二駅先まで歩いた。

本当は昨日、一昨日と涼しかったけれど、歯医者やら久々の編み上げブーツに時間がかかったことやらなどで、二駅歩きの日常が本日に持ち越されていたのだ。

しばらく歩いていない間に知らない看板が立っていたり、角のマンションが明るいレモンイエロー色に塗り替えられたりしていた。

私の知らぬ間に!と責めるような勢いで思ってすぐ、先方さんたちからしたら「あなたが歩いてなかっただけでしょう」と一笑に付されるやつだなと小さく恥じる気持ちになる。
これは社会生活でよくあるやつだ。気をつけたい。

二駅歩くとしっかり暑く、まだ早かったか?と思ったが、歩けば冬だって暑くなる時ゃなるんだよな。夏が異常値すぎて「暑く感じること」への恐怖心が植え付けられているのかも。
こえー。

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