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宝くじ1等当せんの瞬間とその後の思考は…

「宝くじの1等当せん? 億か?何億だ?」

Σ(゚Д゚)スゲェ!!

タイトルを見てこの記事を読んでくれた一般的な認識の人だと普通はそんな反応になるんだろうね。

今日本で販売されている「宝くじ」(スポーツくじは除く)はたくさんの種類が売られている。

よく年末になると注目されるジャンボ宝くじに代表される全国自治宝くじやロト7などの数字選択式宝くじ、いずれも現在の最高1等賞金額は10億円だ。

■2023年 年末ジャンボ宝くじ 1等前後賞合わせて 10億円

■数字選択式宝くじ ロト7 キャリーオーバー時 1等最高 10億円

宝くじの賞金が高額化したのは数字選択式のロト6が出たぐらいからではないだろうか?

ロト6の発売が開始されたのが2000年10月。

それまでは最高賞金はジャンボ宝くじで「夢の3億円!」と言われていたのが、ロト6でその壁を超えてキャリーオーバー時の1等賞金4億円が出てからあれよあれよと10億円まで駆け上がった。

まぁ24年かけての話ではあるんだけどね。

では、宝くじの1等当せんの一番少ないのは何か?

自分が宝くじをを買い始めてから思いつくのはインスタントくじと呼ばれる「スクラッチくじ」でたくさんの当せん者を出そうと発売された「オール・オア・ナッシング」というくじだ。

1等賞金は3万円!

これ↓

オール・オア・ナッシング


これも立派な?宝くじの1等だと言えるよね。

(>人<) スマン!!
          

さてと、話を戻そうか。

結論から言うね。

自分が当せんしたのは数字選択式宝くじの「ミニロト」の1等

1〜31の数字の中から5個を選んで買う。

その5個全てが当たると1等だ。

ちなみにミニロトの1等当せん時の賞金推論額は1000万円。

最高賞金額は4000万円だ。

当せんしたのも今から22年前の2002年の話。

もうだいぶ時間も経っているし、色々と時効だから話をする事にします。

当せん金額は微妙な金額だし、古い話にはなるが、おつきあいのほどを・・・

金額しょぼくて申し訳ないけど。


とりあえず証拠の画像を出しておく。


ミニロト1等当せん 下から2段目



当せん記念にと換金前に撮っていたコピーが今頃になって役に立つとは思いもしなかったよ。

億はいってないとはいえ、一気に当時の年収の3倍近くの金額を得る事になるとそれは超嬉しい事だ。

購入当時の自分の状況を整理して伝えておきます。

妻、子ども含めて6人家族、たんさんの子宝にも恵まれて、毎日の仕事も順調、忙しい日々を送る生活だった。

年収は500万円弱ほどで、日本の平均からするとわずかに多いぐらい、そんなに贅沢ができるほどの余裕はなく、なんとか食べていけてる感じだった。

その頃はたいした趣味もなく、仕事の合間に買ってウキウキと楽しみにしていたのが宝くじだった。

毎週のように数字選択式の「ナンバーズ」「ミニロト」「ロト6」を買っていた。

だいたい週に3000円ぐらいだったかな…1種類に1000円ほど

自分のお小遣いの範囲で無理なく買っていた。

ミニロトやロト6は第1回から買っていたから、歴は長いよね。

この当せんしたミニロトも普段のルーティーンみたいに思いついた時に買ったと思うので、買った時の数字の選び方や状況はホントに記憶に残っていない。

買った宝くじはだいたい抽選が行われるその日の夜に見る事が多かった。

夜の9時過ぎぐらいになるとパソコン開いて一喜一憂してた。

でも大半は「う〜ん、残念…」とがっくりとする事がほとんどだったが、たまに末等の800円とか1000円とか当たると嬉しかった。

その日も普段と変わらなかった。

ちょっと見る時間が遅くなったぐらいかな、すでに家族はみんな寝静まっていた。

リビングに一人、左手にくじ券を握りしめてパソコンの当せん番号一覧の画面を覗き込む。

くじ券と画面を右左にキョロキョロ・・・

「えっと、今日のミニロトとはと・・・4、7、8・・・おっ・・・9・・・えっ・・・にじゅう・・・・・・・よん・・・・・・うっそー」

もう一度確認する。

「4、7、8、9、・・・・24・・・当たってるやん。」

     ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!
          

大声を出して「やったー」と叫びたかったが、家族が寝静まった夜中、高ぶる気持ちを抑えて、渾身のガッツポーズを何度も決めた。

ひとしきり夜中にひとり喜んでいたが、力を入れすぎてポーズをしたり、ウロウロとしたせいか、フッと力が抜けて我に返る。

「はァ〜〜」

たぶん顔はニヤけたままだったんだろうと思う。

やや落ち着きを取り戻し、冷静になった。

まず最初に思った事は…

「この当たったくじ券、どこに保管しておこうか?」

だった。

そう、当せんしたとはいえ、今まだただの紙切れ、失くしたり、燃やしたりしてしまうとどうしようもない。

当たるまでは買ったくじ券はサイフに入れていたが、もうサイフに入れて持ち歩くのはリスクがありすぎる。

安全に場所に保管し、きちんと換金するまでがまずは重要だった。

さてどこに置くか…

そんな事に頭を巡らせていると次の問題が思い浮かぶ。

「これ(当せんした事)ってかみさんには言った方がいいかな?」

う〜〜ん…

悩ましい問題だった。

もちろんかみさんと仲が悪いわけではないが、絶賛子育て真っ最中のかみさんは自分以上に大変な日々を過ごしているのも理解している。

金銭的な面でもやりくりをしている妻に頭は上がらない。

喜びを共有して・・・とも考えた。

かみさんを信用していないわけではなかったのだが、気になることもあった。

当せんする数ヶ月前の事だったのだが、自分が留守の自宅に訪問販売が来てた。

売っているのは「教育教材」、まだ子どもは上が小学生、下は保育園と言うぐらい、セールスマンの巧みな話術にのせられたのか、妻はすっかり購入したいと思っていた。

かみさんはいい意味で真面目で人の話をなんでも?信用してしまうようなまっすぐな人だ。

そんなかみさんなんでわからんでもないが…

その日帰宅するなりかみさんとその話になった。

ひとしきり説明を受けたが、なんとその教材、全部で100万円ほど、ローンで買うと…

いやいやいや、それはちょっと…

子どもの将来をと思ったのはよくわかる、学習は大事だと思うが、さすがにその金額の支出はローンでも無理と判断、その事を伝えると妻は見る見ると怪訝な態度になった。

その日は険悪なムードで過ごす事になったのだが、話はそれきりだった。

後日、その訪問販売の会社の口コミなどをネットで調べたが、あまりいい評判ではなかった。

そんな事があったもんだから、かみさんへの報告には二の足を踏んだ。

まとまったお金があるとなった時、かみさんがどんな反応をして何を思うのか、少しの不安が脳裏をよぎる。

ほんとだったら寝てるかみさんを起こしてでも喜びを分かち合いたい気分でもあったんだが…

夜も更けてきた。

明日も仕事だし、ちょっと寝なきゃ…

我が家には金庫があるわけでもないので、とりあえず、通帳や実印を入れている金属のお菓子が入っていた箱にしまった。

もちろん水濡れの心配も考えてちいさいジップロック的な袋に入れて見えないように数冊ある通帳の一番下においた。

強制的にも寝なきゃと思っているものの、当せんした事による興奮した気持ちとこのあとの事をいろいろと考えると素直に眠りにつく事は出来なかった。

布団の中でモンモンとして寝返りをうったりしているうちにようやく眠りについた。

この日からまた新たな修練が始まる・・・

次は換金だ。

続く




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