フェイスブラインドネスという障害

今週のはじめ、池小百合さんが主催するen活に参加しました。
今年のテーマは障害の理解、ということで、テーマに沿って学ばせていただいています。


今回私が新たに学んだのは、「フェイスブラインドネス」という障害についてです。

人の顔がわからない、という脳の働きだそうで、そのようなことがあるのか!と驚く内容でした。

母の顔がわからないから迷子になりやすい、中学校はみな制服なので友達の判別も難しかった、ということで、本当に大変な人生を送ってこられたのだなあ、と、ただびっくりするばかりでした。

何人かの人で会うとき、それらの人が誰か、顔では判別できないので、しぐさや声、服や髪形などで判別するそうです。
そのために、あまり親しくない人と会う時はとても疲れる、とのことでした。


それがどんなに大変なことか!想像できませんが、それでも、自分自身の体験になぞらえて考えてみました。

2回目くらいに会う方で、「あれ、この人の名前はなんていうんだったかな・・・」と思いながら、お名前を呼びかけなくて済むように気を使いながら話し、どうにかヒントを得て、「そうだった、〇〇さんだった」と思いだすことがあります。思い出すまではとても不安な気持ちで、話の内容に集中できません。

フェイスブラインドネスの方は、常にその状態で会話をされているのだとすると、対人関係では本当に神経をすり減らし、ご苦労されているだろうと、少しだけ想像できた気がします。

お話を伺ってから数日たち、何か自分にできることがあるかな?と考えてみました。どんな社会だったら、フェイスブラインドネスの方が過ごしやすいのかと。

うちの子どもたちの小学校では、一年生は全員名札を付けます。上級生も上履きに年組氏名が書いてあるので、名前がすぐにわかります。
フェイスブラインドネスの方を含む集団でのバリアフリーとは、全員名札着用、なのかな、などと思いました。

まずは、「フェイスブラインドネス」のことを知る人が増えるといいなと思います。


フェイスブラインドネスについてのHPはこちら
https://faceblindnessofficial.wordpress.com/


マンガにも取り上げられているとのことでしたので、少しだけ読んでみました。「青に、ふれる」というマンガです。

本当に、世の中には色々な方がいるのだと、改めて認識しました。誰もが暮らしやすい世の中でありたいと願います。


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