【感情は、吐き出すためにある】書き出すだけでネガティブをプラスに変える、エクスプレッシブ ライティング【筆記開示】
ー感情は吐き出すもの。ためてもいいことはない。
「自宅生活が長引いて、なんだか気持ちが落ち込んでしまう」。
もしもそんな風に、モヤモヤした感情を抱えながら、悶々と過ごしている方がいたら、ぜひ試してみてほしいのがエクスプレッシブライティング(以下、EW)です。
EWとはいったい何か? というと、心理療法では筆記開示と呼ばれていて、「感情を外に書き出す(吐き出す)ことで、もやもやをスッキリさせる」効果があると言われています。また、感情を可視化(言語化)することで客観的に捉えられるため、感情に振り回されなくなる、なんて言われています。
認知機能の改善にも効果があるようですね。
普段、オフィスで働いている方や、飲みに行くことが多い、なんて方は、人と話すことで、おのずと感情をアウトプットしていたんじゃないかと思います。自宅にこもり、家族以外で話す相手がいなくなると、ちょっとしたことを吐き出す場がなくなり、不安やモヤモヤが蓄積されていきます。
そういう方におすすめなのが、このEWです。
私は会社員だった2年半前くらいに、仕事も人間関係もプライベートも、全てにモヤモヤしていた時期があり。この方法を教えてもらい、救われました。
その時に得られた効果は、
・モヤモヤの原因がわかってスッキリした
・やるべき行動がクリアになったことでネガティブがポジティブに変わった
ということです。
私の場合、モヤモヤを”書き出し続けた”ことで、今すべきことがクリアになったし、結果、会社を辞めて独立する、という道が見えてきました。何より、「行動することで変わるかもしれない!」と前を向けたことが大きかったです。
先が見えない不安や、悶々とする感情を吐き出したりない方は、すぐにできるのでおすすめです。
ー モヤモヤを書き出すことで自分から分離される
まずは紙に、不安やモヤモヤを書きなぐります。
とにかく、言語化して”外側に出す”ということが大事です。たったこれだけで、モヤモヤが自分から分離され、スッキリするから不思議です。
・自由に出歩けないのがストレス。
・家にいるとリフレッシュできない。ストレスがたまる。
・世の中に対して自分ができることはないか? と悶々としている。
・仲間と夜、飲みにいけないのが寂しい。
・この先、仕事がなくなるんじゃないかと心配。
など
ー 「書き出した言葉は、友人から相談されたもの」として捉えてみる
次に、その言葉を俯瞰して眺め、客観的に捉える、という作業をします。
これだけ聞くと、わかりづらいかもしれませんが、その紙に書かれたことは、友人があなたに相談してきたこと、などとして捉えてみてください。
仮に、友人が「家にいるとリフレッシュできない」「この先、仕事がなくなるんじゃないかと不安…」とあなたに相談してきたら、あなたはなんてアドバイスをしますか? おそらく、ああしてみたら、こうしてみたら、と色々アイデアが出てきたのではないか? と思います。人にはいくらでもアドバイスができるのに、自分のこととなると全然できない…なんてことありませんか。
他人事として転換することで、解決方法を見出しやすくする、という効果があります。こうやって、書き出した感情に対して、思いつく解決策や、マインドセットなどを書き加えていきましょう。
・世の中に対して自分ができることはないか? と悶々としている。
→ 周りで困っている人がいないかヒアリングしてみたら? その中で自分ができそうなことをやってみたら?
→ 明るく元気に過ごすことが周りを元気にする。それが何をおいても、大切なんじゃないか?
・この先、仕事がなくなるんじゃないかと心配。
→むしろ、世の中に必要な新たな仕事を見出すチャンスなんじゃないか?
→ なくならないように今できることはなんだろう?
・家にずっといると、リフレッシュできない。
→ 家にいてもストレスがたまらないにはどうしたらいいか、自宅生活を快適にするための方法を考えるチャンスなのでは?
ー 「感情がプラスになるアクション」が導き出されるまで毎日続けてみる
とはいえ、すぐに「これだ!」という解決方法が出てくるとは限りません。そもそも、なんとなくストレスがたまる。というような、原因が曖昧な場合は、なぜ? を繰り返し、原因を言語化する必要も出てきます。
それでも、毎日書き続けて、解決法を考えることを繰り返していくうちに、あ、これならできるかも・・・! というアクションが見出せるはずです。1日で諦めずに、1週間くらいは続けてみると良いでしょう。
また、その際のポイントは、”納得感がある”ということ。解決策に対して、その通りだな、これならできるかも、まずはこうしてみよう、とポジティブに思えるかどうか。無理やりのこじつけで行動しようとしても続きませんし、余計にストレスが溜まってしまいます。自分の中で、納得感が持てるまで続けてみてください。
ー 【おまけ】嬉しい感情を書き出すと、毎日がより充実する
最後に。
今回は、不安やモヤモヤなどネガティブな感情に対してのアプローチをお話ししましたが、ポジティブな感情を書き出すことも効果があるようです。
嬉しい感情も言葉にせずにいては、なかった感情として消えてしまいます。その日起こった嬉しい感情、喜びを言語化し、紙に書き出して眺めてみる。それだけで幸福感が増すと言われています。よく、喜びを”かみしめる”って言いますよね。それと一緒で、ポジティブな感情の再認識につながるようです。
私は、ありがとうノートをつけています(最近はサボり気味ですが・・・)。その日起こった「ありがとう」をメモしています。このメモを時々見返すと、周囲の人への感謝がわいてきて、ものすごく満たされます。おすすめです。
とにかく、この感情を書き出すということは、いいことしかありません。ぜひ、習慣化してみてください。
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