「はじめましてのコミュニティ」で、自分を語るには
こんにちは。
最近、オンラインで気軽に参加できるコミュニティやセミナーなどが増えましたね。リアルでの集まりや飲み会が減った分、オンライン系の集まりに顔を出している、という方も多いのでは。
また、既存の仲間とのつながりだけではなく、新しいセミナーに顔を出したり、興味がある分野のコミュニティに参加してみたりと、新たな場に顔を出すようになった人もいるのではないでしょうか。
私も自分でオンラインの集まりを主催したり、オブザーバーとして誰かの集まりに顔を出すこともあります。そんな時に常々思うのが、多くの人が、自己紹介がうまくない ということです。もちろん全員ではありません。
ですが大概、「えっと、何を言おうか…」とか、「何を言えばいいかわからないのでとりあえず…」と言った迷いから始まり、肩書きや職業を言ってサラッと終わってしまう。もしくは「1分で」というような決まりがあってもダラダラと話が終わらない。同じようなことを何度も言って時間だけ使ってしまうような人があまりに多い。つまり、迷いがあって、言いたいことがまとまっていないのです。
それを真っ向から否定するつもりもなく、当然といえば当然。そういう機会が普段ないのですから。とはいえ、純粋に勿体ないと思うのです。
話を深めていくと、ものすごく稀有な経験をしていたり、ユニークな視点を持っていたり、熱いビジョンを持っていたりと、思わず「何それ?」と聞き返したくなるような、秘めているものがある。でもそれが自己紹介では伝わってこない。機会がないと掘り起こされないって機会損失です。
ということで、少しでも、自分を語る上でのヒントになればと思い、はじめましてで語った方がいいことをまとめてみました。
大事にしていること(もの)や価値観を語る
まずはこれ。理由は共感が生まれるからです。私の場合は、たとえば、「興味を持ったらとりあえずやってみる」、「できることを増やすより楽しめることを増やしたい」という思想があります。私の場合、同じような仕事をしている人とあまり会う機会がないため、理解され難いことが多いのですが(笑)。こういった価値観を伝えると、「わかるわかる!」と共感してくれる人が必ず出てきます。共鳴できる価値観は世代も立場も越えます。そうすると一気に距離が縮まりまるのです。当然逆もあります、「自分は違う」という意見。ですが、それぞれの価値観を伝え合うことで、価値観を認め合い、結果、仲が深まるのです。
今、挑戦していることや、頑張っていることを語る
それから、今自分が取り組んでいることを伝えるのも良いでしょう。
「私の仕事は◯◯で、◯◯というプロジェクトをしている」だけだと、関連するビジネスの人だったら興味を引くでしょうが、そうじゃない人は「へぇ〜」というくらいで接点を持ちづらい。聞いている側は興味がない仕事の話を長々とされても苦痛なだけです。ですが、「今、こういう仕事をしていて、◯◯にチャレンジしている。◯◯を実現しようと頑張っている」という言い方だとどうでしょうか。人は頑張っている人を応援したくなるもの。
たとえ、違う世界の人だとしても、頑張っている人が目の前にいたら心が動きます。何かに懸命に生きている人には信頼も生まれやすいのです。
今、困っていることを語る
先ほどの挑戦と遂にもなる項目です。「自分は今◯◯に挑戦している。でも◯◯に困っている」と、もしもサポートを必要としていることがあれば、伝えてみましょう。そうすると「◯◯ならできますよ」と、たまたま解決し得る人が見つかったり。もしくは解決に役立つ情報をもたえたり、人を紹介してくれたりと、次につながる場合があるのです。恥ずかしがらずに伝えてみることが大事です。
自分がサポートできることを語る
逆に、自分ができることを伝えるのも重要。「◯◯は経験がある」「◯◯で困っている人がいたら力になる」といった感じです(本当に力になるつもりがないなら言わない方がいいですが)。もしも自分が、そのコミュニティで存在を発揮したい、もしくは深くつながりを持ちたいということであれば、ぜひ自分ができることを明確にしておくことをおすすめします。
好きなことを語る
最後に、とても大事なのがこれ。たまたま同じ興味からつながれる、という期待もありますが、それよりも何よりも、人は好きなことを語っている時が一番いい顔をしています。いい顔して語っている人はとても魅力的です。たった一言でもいいので、自分が愛してやまないこと、今夢中なことを話してみてはいかがでしょうか。
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ーーー肩書きややっている仕事を語るのも、入り口として大事ですが、人と人がつながり、創造しあう中で大事なのは、表面上のポジションや仕事ではありません。心です。また、自分の内面を語りだすと、熱くなって止まらなくなる人もいますが、これもコミュニティではマナー違反。他の人を退屈させてしまうだけ。コンパクトに話せるよう、まとめておくと良いでしょう。
実際に私も、とある場で、今チャレンジしていることを伝えたら、その業界に詳しそうな人を紹介してもらえましたし。お手伝いできることを伝えたら、仕事につながりました。
ぜひ、オンラインの場を好機に変えて、いいつながりと出会いを。
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