見出し画像

いい言葉がいい人生をつくる

勝手に見てはいけないのかもしれませんが、神社に行くとふと目に入る絵馬に書かれた願いごと。それから七夕の短冊に書かれた祈り。

家族の健康や、大切な人とのご縁を願うものが多い中、
”良い人生が送れますように”
”良い縁に恵まれますように”
”良い1年になりますように”

というようなメッセージも必ず見られます。

ところで。
”良い人生、良い縁、良い1年”っていったい、何でしょうか。

以前、夢を語ってもらう場で、ある人が、「大切な人と良い人生を送ることです」と話していたので、「良い人生とは?」と聞いたことがあります。すると、「幸せな人生のこと」と回答がありました。「幸せな人生とは?」と再び聞くと、「ですから、家族と毎日笑顔で過ごして、幸せでより良い人生を・・・」と回答がありました。

何が言いたいかというと、”良い”とか”幸せ”の定義が言語化出来ていないのです。きっと頭の中にはイメージが浮かんでいるのでしょう。しかし、それを言葉にしようとすると、できないのです。

* * *

これってすごくもったいないと思うわけです。
人は、言語化することで、日々の生活で意識することができます。
つまり、”こうなりたい、ああなりたい”という思いを、頭の中でぐるぐるイメージしているだけだと、とても曖昧すぎて、そこに向かって動くことが困難です。まさに神頼みになってしまう。

だからこそ、先ほどの例でいうと、自分にとって、良い人生とは何か?
をできるだけ具体的な言葉にしておくことが大事です。場所、環境、状態などあらゆるイメージを言語化し、具体的にするのです。そして、しゃべりながら、文字にしながら、「そうそう、これこれ!」と納得する言葉がでるまで、繰り返してみましょう。

言葉にできたら、ぜひそれを人前で話してみてください。
何となく、抽象的であいまいま言葉は、良くも悪くも人の心を動かしません。一方、心からわき出た言葉は、人の心を動かします。

もしかしたら、より良い人生のために誰かが手を貸してくれることだってあるでしょう。

そしてこの心からわき出た言葉が動かすものは、他人だけではありません。自分の思いと自分の発する言葉が”つながる”ことで、自分自身をも動かすのです。

最近、人生が動いていない。思うような人生を歩めていない。
そう感じる人は、まずはイメージの言語化をお勧めします。

* * *

今回のタイトルにもある”いい言葉”とは、心からわき上がる、自分とつながっている言葉のことです。自分とつながれば、周りとも社会ともうまくつながることができます。

ぜひ、自分とつながり、本質的な生き方をしてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?