今だけじゃない ③
③子どもを育てる環境
子どもは学校が休み、親は仕事が休み、理由はどうであれ、家族が毎日ずっと一緒にいるというのは幸せなことなはずなんですが、中にはそれがストレスになる人もいるようです。
何がストレスになるかは人によって違います。子どもと一緒にいられることが幸せだって頭でわかっていても、体や心がついていかないことだってありますよね。
子どもが小さいうちは、24時間目を離すことができません。少しホッとできるのは、子どもが寝ている間だけ。人によっては産後ホルモンのバランスがくずれて、普段ならなんでもないことでも涙が出てきたり、心のバランスもくずれてしまいます。
そんな中で、誰の助けもなく体も心も限界になってしまう人が出てくるのはめずらしいことではないと思います。
助けがなくてもやってる人はいる、あるいはそのくらいのこと、という人もいるでしょう。
今、家族が一緒にいる時間が増えただけでストレスが溜まり、虐待やDVが起きてしまう現状を見てください。
虐待やDV、または鬱病になってしまう、こういうことは決して特別なことではなく、誰でも一歩間違えたらそうなる可能性があるのだと思います。
一人で抱え込まないように、つらい時には助けを求めることができるように、とくに子育て中は閉鎖された空間に閉じこめてしまわないように、社会全体で子どもを育てることがあたりまえという空気ができてほしいと思っています。