見出し画像

ソウルのホーム スジンとの出会い③

二日目はサクッと朝ごはんを食べたら京東市場で仕入れ。
この日のソウルは6月だと言うのに30度の暑さ。
肩がちぎれそうになりながら大量の高麗人参、乾燥五味子、桑黄(きのこ)などなど買っていきます。
高麗人参は計っている側からポイポイっとおまけを足してくれて安定の嬉しい悲鳴。
桑黄を待っている間に出してもらった韓方茶の美味しいこと。
普通に麦茶を飲む感覚でこのお茶を飲んでいるんだから、そりゃみんな若々しくてエネルギッシュだよなぁ、と感心する。
市場の何が好きって、ただ物を購入するだけじゃなく「まぁ、お茶でも飲んで行きなよ」って、一緒に座ってお茶を飲んで、特別な話をするわけではないけど、雑談をして癒されるこの時間と空間がたまらなく好き。

前回は、乾燥五味子を買っていたらたまたまお店の方の昼ごはんのジャジャ麺の出前が来て、「一緒に食べようよ!」と返事をする前に私の分も取り分けてくれていて、狭い店内でオーナーのおじさん、おばさん、私の3人で膝を突き合わせてジャジャ麺を食べたのでした。
本当は韓国のジャジャ麺てちょっと苦手なのですが、何だかこの時は楽しくて味なんて関係なかったな。

その時のジャジャ麺

このお店は長いんですか?なんて、おばさんに色々質問しながら食べていたら、しばらくして「私、客だよ」と。
ずっとオーナーの奥さんだと思っていたおばさんは私と同じお客さんだったのでした。
ジャジャ麺完食して颯爽と去って行きました。

市場の人たちのご飯を見るのも好き

大荷物を抱え、地下鉄を乗り継ぎ、バスに揺られスジンの家に帰って来る。
少し前に家に着いていると言うカカオがスジンが届いていました。

初対面の人と会う直前はいつも緊張する。
少しドキドキしながらガチャガチャと鍵を開ける。
ドアを開けると玄関までスジンが迎えに来てくれた。
「アンニョンハセヨ」
「アンニョンハセヨ」
と、初めての挨拶を交わしたのでした。


いいなと思ったら応援しよう!

kozulee
最後まで読んで下さりありがとうございます! よろしければサポートして頂けるととても嬉しいです☺︎ 今後の活動費(交通費、材料費)として使わせて頂きます。