韓国の田舎を旅する方法プロローグ③〜江華島出張-1
それまで韓国に出張をする時の宿泊先はホテルだったのですが、この回からairbnbを利用する事にしました。
ちょうど職場が古民家やキャンピングカーなどを改装し民泊施設に力を入れ始めた頃だったので、受け入れる側=ホストとしてゲストも体験しておこうと思ったのです。
宿泊先は新設洞(シンソルドン)駅近くの韓屋。ホストは同年代のご夫婦で、奥さんは近所で猫の本ばかりを集めた本屋さんを経営していました。
歳も近く、短い滞在だったけど一緒にタッカンマリを食べに行ったり、ホテルでは味わえない交流が楽しかったなぁ。
さて江華島出張。
ソウル到着2日目の朝早めに家を出て、新村駅から江華島行きのバスに乗ります。
ちなみにこの日は2016年11月7日。
適当に選んだのではなく、ちゃんと理由がありこの日にしたのです。
と言うのも、韓国には各地で五日市と言う市場が開催されるのですが、江華島も日付の一桁が2と7のつく日に五日市が立つのです。
せっかくなら普段より賑やかな日に行きたい。と、言う事で7のつくこの日に出発。
江華島は新村からバスで約2時間で着きます。
市場はバスターミナルのすぐそばなので、観光などせず市場だけが目的なら車がなくても大丈夫。
少しレトロな江華島のバスターミナルに着いたら、まずは江華島高麗人参センターへ。
立派な高麗人参がいっぱい。
どこもそんなに値段は変わらないので、なんとなく話が続いたおばさんの店で買う事に。
量が多いので二袋に分けてもらい、お会計を済ませたところでおばさんが売り物の紅人参ゼリーをくれました。
「わーありがとうございます フフー」と和やかに去ろうとしたところ、「これも食べてごらん」と購入したものより立派な高麗人参を生で渡されました。なんの気なしにかじったら、とてつもない衝撃で口から喉にかけて大変なことに!口の中の水分が全て奪われボーボーに燃えている感じです。
何か、何かとてつもなく甘い飲み物を!
一刻も早く甘いもので口の中を鎮火せねばと言う事で、急いで5日市の方へ移動し彷徨っていたところ小さなコーヒー屋さんを発見。
カフェモカにキャラメル的な甘いものをトッピングし、今か今かと待っていたのですが、島だからかな、コーヒー屋さんのお姉さんはとてものんびり。
「コピ(韓国でコーヒー)は日本語で何て言うの〜?」
「...コーヒーです」
なんてやり取りを乗り越え、甘いカフェモカで何とか鎮静しました。
落ち着いたところで、5日市の立つ江華風物市場での買い出しスタートです。