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家賃(実質)ゼロ円で生きてゆく方法


 わたくし、小塚井呉也が、noteでいろいろな活動をしよう!と思い立ったのは、今最も「ネットお金界隈」関心を集めている

 えらいてんちょうさんの『しょぼい起業』

という考え方に触れたからである、ということは何度か書いています。

 この考え方、えらいてんちょうさんは「生活の資本化」というキーワードで説明していらっしゃいますが、これは簡単に言えば、

「生活にかかる行動、活動の際に、それを資本として同時に使えるものはないか」

ということです。

 この思想。私もいつも心にとめている考え方があって、それは

「消費するな。創造せよ」

というワードで、自らを戒めているところです。

 私たちは消費社会に生きているので、ついつい「消費者」として行動してしまいがちですが、消費するだけではお金を営利企業に渡すだけで終わってしまいます。

 「オンラインゲームで課金をしてしまう」

なんてのは、まさにその典型で、おなじゲームを楽しむ時間があれば

「オンラインゲームを実況して、映像を配信して何がしかのお金に変える」

ことができれば、これこそまさに

”消費から創造へ”

の大転換ということになるでしょう。

 「漫画が好き、絵を描くのが好き」であれば、このnoteやツイッターでイラストや漫画を発表することができれば、そうしたチャンスからバズる人もたくさん出てきている昨今です。

 これらは簡単に言えば

「みんなに平等に与えられた24時間を、消費してしまうのか、それとも何かを生み出す時間に使うのか」

ということでもあります。そして、特に「創造」活動で楽しみを得られるのであれば、こんなにうれしいことはありません。


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 「生活の資本化」という考え方は、心にストンと落ちて、ちょっと自分のものになると、いろんな応用のバリエーションが利きます。

 えらいてんちょうさんの場合は、仕事・住居・労働・生活といったヒトの行動全体を「資本化」してゆけば、ローコストでそれなりにハッピーな暮らしができるよね、ということを提案しておられますが、もうちょっと

金融工学的(笑)

にアグレッシブに、攻めの姿勢で暮すこともできます。

 それを、私の今の暮らしを実験台にして、説明してみようと思います。


 たとえば、わたしの家の「資本化」を実験してみましょう。


 うちの家は、8年ほど前に、とある中規模住宅地に買った一戸建てです。取得価額は980万円。築年数は15年、といったところです。

 おなじ住宅地で、今似たような中古物件が数戸売りに出ていますが、その価格はリフォームして1580万円とか、そのままで一番安くても880万円程度です。

 つまり、(築15年から加算して8年経っているのに)ほとんど価額は変動がないのです。

 不動産業界では、こういうことは良くあります。景気がよければ、購入時より、価額が高くなっている場合もありましたが、さすがにこれからの時代は、それはないと思います。せいぜい、うちの近所のように「そのまま、あまり変動がない」ということでしょう。


 980万円で買った家を、8年後に980万円で売りに出す、ということをもし私が選択するならば、8年分の家賃は実質ゼロ円ということです。

 ワンルームマンションでも借りたとして、家賃月5万円くらいは地方でもかかるでしょうから、5×12=60万円、8年間で480万円本来なら家賃が発生します。

 しかし、980万円の我が家は、8年経って

「980ー480=価額500万円」

つまり、500万円でしか売れないとすれば、これは賃貸ぐらしとトントンでどっこいどっこいですが、実際には980万円で売れるのですから、実質価値は増えているとも言えるでしょう。


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 しかし、ここで自分の家を売り飛ばして、また中古の家を買うことにはあまりメリットはないので、同じ考え方で別の場面を想定してみたいと思います。

 自分が、あるいは中年のおっさんであれば自分の息子が、地方から京都の大学へ行くと考えてください。

 京都で大学生をするのに、賃貸を借りると思いますが、これもまた5万円×12×4年間=240万円の賃貸料が発生するわけですね。

 もし、ここでボロ平屋でも、ワンルーム中古投資マンションでもいいので、240万で売りに出ているものがあれば、それを買ってしまえばいいのです。

 そんなのあるのか?!って?

あるのです。

(250万円)

(180万円)

(180万円)

 これを買って、ここから大学に通って、4年後には売り飛ばせばよろしい。さきほど私の家で実験したように、これらの物件は4年後にゼロ円まで価額が下がることはほとんどないでしょう。

最低でも100万円とか50万円でなら、売れます。


 180万円で買って、4年後の卒業時に180万円で売れたら、家賃ゼロ円で大学生活を送れることになるわけです。

 そこのお父さん!息子さんにこの方法はどうですか?


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 まあ、この話は極端かもしれませんが、これと同じようなことは「生活の資本化」をベースに考えると「思いつきもしなかった」ことがどんどん見えてくるようになるのです。

 ただ、漫然と消費=買い物をしているだけでは気づかなかったコペルニクス的転回が、たくさん眠っていることを見つけだすと、こんなにワクワク興味深いことはありません!みなさんもいっしょにどうですか?





 


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