トヨタのカイゼン教育に学ぶ問題解決って?
トヨタのカイゼン活動を通じて個人個人を向上させると、人と組織の活力向上が図れます
カイゼン活動は人材育成のツール
カイゼン活動で仕事のやり方・考え方が変わります。従来の仕事のやり方は管理監督者が計画を立てたものを一般社員が実施するというトップダウンのやり方が主流でした。此田は社員1人1人が管理監督者に依存した組織になり人材は育ちにくいものになってしまいます。今後は、それぞれがPlan(計画)・Do(実施)・Check(確認・評価)・Action(処置)を回していくやり方にしていくことで自主性が生まれ組織が活性化します。
カイゼン活動のQC的な「ものの見方・考え方」
・ 品質優先(品質第一)
➡ 納期、期限
・ 後工程はお客様
➡ 自分の仕事はきっちりと(次の人はお客様だと思う)
・ 現地現物
➡ 机上でなく現地確認
・ PDCAのサイクルを回す
➡ 短時間で終わる (PがはっきりしているとC・Aは早く進む)
・ 事実・データに基づき判断し行動する
➡ データは説得力がある(印象だけで判断しない)
・ 源流管理
➡ 元をしっかり断つ (視える化する。標準作業書を作る)
・ 標準化してみんなで守る
➡ PDCAのA。無駄をなくす
5Sで効率を高める
・ 整理 必要なものと不要なものを分け、不要なものを捨てる(使用頻度
が高いものは近くに置く)
・ 整頓 必要なものが必要な時に、すぐ使えるようにする(年に1回は
倉庫に。置き場を決める)
・ 清掃 身の回りをきれいにして汚さないこと
・ 清潔 「整理、整頓、清掃」をした状態を維持・管理すること
・ 躾 「4Sした状態」を習慣化する仕組みを作る
職場内にある7つのムダ (トヨタ生産方式のベース)
・ 造り過ぎのムダ ・ 手待ちのムダ ・ 運搬のムダ ・ 加工そのもののムダ
・ 在庫のムダ ・ 動作のムダ ・ 不良品/手直しのムダ
カイゼン活動の問題解決ステップ
活動前に : テーマを選定➡活動計画の作成
問題解決のステップ : ①問題の明確化➡②現状把握➡③目標設定
➡④要因解析➡⑤対策立案
➡⑥対策実施➡⑦効果の確認、評価➡⑧標準化