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2023年6月2日(金)

お休み。
今日は映画「劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro」を公開日に観に行こう、と中学からの親友と前々から休みを合わせて取っていた。台風接近で生憎の雨。
9:40にTOHOシネマズ新宿で待ち合わせだったけれど蓋を開けてみたら親友は9:15頃には現地に着いていて、わたしも9:25頃に到着した。「中学時代からわたしたち優等生なんだよね」と笑った。単純に雨で遅れたりしないか心配だったのと、浮き足立っちゃうくらい二人ともスピッツが好きなだけの話だと思う。

封切り日だし大都会東京の新宿なのでさぞ席も埋まっているだろう、と思っていたけれど意外と空席が目立った。逆に贅沢な気分。シークレットセッションだし。せっかくの機会だからと200円奮発して高音質のDolby Atmos(初体験)にしたし。

ライブが始まる前と似た緊張感とともに上映開始。ちょっとしたロケーション映像の後に、メンバーやスタッフの準備風景が映り、演奏開始。
セッションと名打ちながらもライブ本番と同様にメンバーの入りハケがあるのがちょっと滑稽で面白かった。学生時代の合唱サークルのリハーサルを思い出した。

15曲ほど。MCは割と頻繁にちょこちょこあったけど「次が最後の曲です」という予告は無く、アンコールも無かった。サラッと終わったので少し呆気に取られたけれど、振り返れば新旧こもごもの曲が今のスピッツのサウンドでじっくり聞けて満足感があった。
CD音源と歌詞が違う曲があって「あれ!?でもその歌詞もいいな…」と思ったり、久しくライブで演奏されていない(けどファン垂涎の)昔の曲があったり、その他諸々、一曲一曲、一瞬一瞬に気付きや思い出すことや感じることがあり、驚きと喜びに満ちた時間だった。

この次に何が起こるのか分からなくてドキドキするけど何が来ても結局嬉しい感じは何かに似てるな、と思って少し考えたら、恋だった。わたしは中学生の時に「恋のうた」の屋外ライブ映像を見た時から15年以上スピッツに恋をしているのだな、と再認識した。
翻弄されて傷つくなら悪い恋だけど、基本的にずっと幸せにしてもらっているので良い恋だと思う。我ながら良いバンドを好きになったな、と自画自賛している。スピッツについては書き出すとキリがないのでこの辺にしておこう。

観終わった後は親友と駅ビルへ移動して、食べログでブックマークしてあったミロード7階にある台湾料理屋「騒豆花」でお昼を食べた。
美味しいごはんを食べながら中学の時と大差ないはしゃぎ方であれこれ感想を言い合うのは楽しかったし、スピッツのディープな話を本音で気兼ねなく共有できる親友の存在をありがたく思った。もちろんスピッツ以外のお互いの近況の共有も忘れずした。わたしたちの15年以上の付き合いも伊達じゃない。
ネタバレにはならないと思うので「momoさんのスタイリングが相変わらず最高」という意見で親友と一致したのは書き残しておきたい。

その後はLUMINE2をウィンドウショッピングしてから駅で親友と別れ、新宿東口献血ルームへ。趣味兼ライフワークの献血もいよいよ69回目。比較的最近できた新しいルームで綺麗なオフィスビルの5階。
血漿の成分献血は最短2週間に1回できるけど近頃ヘモグロビン濃度が下がってきてるのでもう少し間隔を空けたほうが良いのかもしれない。運良く献血ルームで働く友人とも会うことができ、献血も完了し、続きが気になっていたSPY×FAMILYの10巻も読むことができたので満足して帰る。

台風接近に伴い夕方の早い時間にもかかわらず駅はいつもより混雑していた。雨風の中買い出しに行く気力はないので今夜は作り置きの生姜焼きをメインに据えて献立を考えよう。
まずはお風呂だ。
珍しく明日もお休みで連休なので、夜は今日1日の余韻を楽しみつつゆっくり過ごそう。


余談: ちょっと嫌だった(TOHOシネマズ新宿はお勧めできないかもしれない)話。
映画館は作品に没入できる空間として素晴らしいが、同じ回の観客のマナーや素行が気になったりすると台無しになるというリスクがある。今回は観客は封切り日に特別料金2900円+200円を払って来るファンだけあって皆集中していたように思われたが、当映画館の問題なのか最初から最後まで謎の周期で座席が地震のように大きく揺れるという現象があり集中を妨げられかなり不快に思った。同行した親友は「下の階で4DX上映でもしてたのかな?」と笑ってたけど、あれは正直耐え難かったなあ。近くの座席の人たちも周囲を見渡していたので、どうやら周りの人のせいではないことが解って(視線での牽制など有効な手立てがないことを悟って)からは途中から諦めて映画に集中することにした…。少し残念。

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