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♯42 書く習慣1ヶ月チャレンジ|DAY16「あなたの1番大切な人」


いしかわゆきさんの著書『書く習慣』より
書く習慣1ヶ月チャレンジ


16日目の今日は、
「あなたの1番大切な人」


これは……

今までのお題の中で最も難しいやつです。


両親は健在で、優しい兄たちもいて、大好きな祖父母もいるし。
大切な人がたくさんいて迷う。「いちばん」を決められない。

どうしよう~って頭の中で考えていたら、ふっと浮かんだ人がいました。


看護学生の時の恩師です。
大切な人で、今は亡き人です。

なんというか「母親」みたいな先生で、看護学校のときは口うるさい先生。

卒業して看護師になってから、辛いときはいつも何度も連絡しては話を聞いてもらっていました。2か月に1度はご飯に行って、恋愛の相談もしたりなんかして。

私が応援ナースになって引っ越しをしてからも数カ月に一度は会って、電話もして泣きながら話を聞いてもらっていました。

そんなある日、急逝。友人経由で「先生亡くなったって知ってる?」と連絡が来たとき、絶対嘘でしょと思いました。数日前にラインで連絡を取っていて「来月には会いましょう」と言い合ったばかりだったので、まさか。でもラインしても既読にならないし、電話しても「電源が入っておりません」。

嫌な予感が頭をよぎって、同時に私と元気に会っていた頃「ウィッグつけてみたの~」と言いながら笑っていた先生の姿を思い出して、
あー……。って。

実際その知らせは現実で、ガンを患って闘病していたそう。
ああ、時が止まった感覚ってきっとああいうときのことを言うんだな。私、看護師なのにそんなことにも気づかないなんて、と今でも思います。


それから、しばらくは何か辛いことがあったときに誰に相談していいか分からなくて、えらい溜め込んでしまっていました。そのたびに、昔先生とやりとりしたラインを開いてはめそめそ。

2年経った今でも、思い出して懐かしくなって会いたくなる人です。

もう会えないからこそ、1番大切かもしれないですね。


「いちばん」って難しい。


ありがとうございます。お勉強の息抜きコーヒーをいただこうと思います☕️