【米国株10/21~10/25】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説
前編はこちら。
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物・日足
今週の振り返り
今週は高値・安値切り下げの下落となりました。先週までのジリ上げが失速し、今週はほんのり弱い値動きに転じています。
下落する場合、先週末時点では「7日出来高加重移動平均線を下抜けて21日出来高加重移動平均線も下抜ける値動きになってから調整だろう。今は21日出来高加重移動平均線でサポートされた上昇トレンドなので、21日出来高加重移動平均線を下抜けていく動きにならない限りは大丈夫。」と書きました。
10月23日(水)に一時的に21日出来高加重移動平均線を下回るが、下ヒゲとなって反発しています。トレンドライン(白)で反発して耐えているようにも見えます。
実体で21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落には至っていないので、下落転換とは決まりきっていません。
TSLAを除くM7の決算発表を次週以降に控えているため、今のところはポジション調整で弱い値動きとなっていると想定する。
10月25日(金)は寄りで上昇したが、寄り天で上ヒゲをつけた下落となりました。7日出来高加重移動平均線の上に戻すことができず、週末の売り圧力が強かった模様です。
次週は火曜日アフターから木曜日アフターまでGAFAM決算が続くので、ボラティリティが拡大した値動きになるかもしれません。
次週のシナリオ
①上昇する場合
10月17日高値5,927.25を上抜ければ、次は5,950ターゲット。節目の6,000も引き続きその後のターゲットとして見たい。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落していく場合は、先週から変わらず5,700~5,724がサポートゾーンになるか確認したい。
MAより上にあるS&P500銘柄
MA50より上
先週末76%➡今週末55%
MA200より上
先週末79%➡今週末72%
ナスダック100先物・日足
今週の振り返り
今週は高値切り上げ・安値切り下げとボラティリティが拡がった週でした。全体としては横ばいの範囲だったが、10月23日(水)には大きめの下落でフィボナッチ78.6%にタッチした後に反発し、その後の上昇で10月25日(金)は先週の高値をわずかに上回った流れでした。
10月23日(水)の安値は21日出来高加重移動平均線を下回ったが、その後の反発で21日出来高加重移動平均線の上をキープしていることから、一過性の下げ方で下落転換となる動きにはならなかったことがわかります。
上昇する場合は先週末時点で「まずは先週と同じく20,600が短期的なターゲット。」と書きましたが、高値は20,579.9で惜しくも到達できませんでした。10月25日(金)が寄り天で上ヒゲとなっているのはやや心配な点だが、今のところは週末かつ次週のGAFAM決算に向けたポジション調整での下落と見れる。
長期金利は上昇傾向で重しとなりやすいため、上昇していくには次週以降の決算発表でEPS拡大が確認できると良いだろう。
今週の値動きを見る限りでは決算ミスると、さくっと21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落もありそうなので、GAFAM決算には頑張ってもらいたい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
引き続き20,600が短期ターゲット。
主要決算をビートで通過できるなら最高値20,790超えにトライしていってもらいたい。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、10月1日安値19,626までに値止まりするかサポートを確認したい。
MAより上にあるナスダック100銘柄
MA50より上
先週末71%➡今週末62%
MA200より上
先週末66%➡今週末61%
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