【米国株11/20~11/24】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+0.9%)
日足
今週の振り返り
感謝祭で出来高が少ない週だが、上値抵抗線を超えた後の上昇はジリ高で続いた。
VMWA7にサポートされ、下落はほぼなかったと言えるだろう。
フィボナッチは78.6%まで戻し、9月高値に肉薄する株価まで上がった。
VMWA75からは3.7%前後の乖離が出てきたが、もう少しの余裕はあるか。
乖離幅だけ見ると、7月高値まで上がる余裕はまだありそうだ。
次は9月1日高値をうまく超えていけるかどうか。
9月1日高値を上抜けるなら7月高値の4,683.5を目指す可能性がある。
現在の株価から上は出来高が少なくなる価格帯なので、現在の買い圧力が続いていければ上昇期待できる。利確売りが増える可能性もあるゾーンなので、値動きと出来高には注意したい。
12月はQ4の利益を確定したい勢力が増える可能性あるので、いつ来るかそろそろ見始める必要がある。
次週のシナリオ
①上昇する場合
上記の通り9月1日高値を上抜けるなら7月高値4683.5が次の目安だ。
②下落する場合
赤いボックス圏がサポートされやすいゾーンで、下がるとしてもこのあたりで買い戻しが起きやすいだろう
赤いボックス圏の下にある黄色ボックス圏は、出来高が多い価格帯なのでより値止まりしやすい可能性がある。SMA200・VMWA200もあるので、より強化される意識ラインだろう。
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末51.49%➡今週末54.87%(+3.38pt)
ナスダック100先物(週+1.93%)
日足
今週の振り返り
今週は米国で感謝祭(祝日)があったため、木曜からは出来高減少で参加者限定的。
先週末のベースを月曜日から一段高へ上昇し、7月高値を上抜けた。
安値はVWMA7でサポートされていた。
水曜日に高値をつけた後、上ヒゲをつけ金曜日にはやや下に押し始めた。
金曜日は10年利回りがやや上昇しているが、株価は小幅な反応に留まっている。
次の高値は、2021年11月最高値16,770まで距離があるが、12月中に到達できるかモメンタムの継続を見たい。
現在の株価から上のゾーンは価格帯別出来高が少なくなる領域だ。
買い圧力が弱くなるか、利確売り圧力が強まると反落する領域だが、買い圧力がついてくるかは見届ける必要がある。
VWMA75からかなり乖離してきているので、短期的に利確売りで下押しする可能性はある。
それ以上の買いが続くことを期待したい。
ボリンジャーでは+1σを割り込むのであれば日柄調整がありそうだが、再び+1αの上に向かうなら上値を追いかけたいところか。
27日から満月だが、満月アノマリーが当てはまるか楽しんで見ていきましょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ(白)127% 16,461が次の目安。
高値の目安は2021年11月高値16,770だが、今年中に到達するのか稲穂が垂れるか?
②下落する場合
VWMA7を下抜け、11月16日安値も下回ると、バリューエリアの内側に戻っていくだろうか(緑色の水平線)
その場合は9月1日高値から15,460前後で値止まりするかがチャートの第1確認ポイント。
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末67.32%➡今週末70.29%(+2.97pt)
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