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【米国株10/7~10/11】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物

日足

今週の振り返り

  • 先週末時点では「次週から決算シーズンが始まるので、もう1週~2週は日柄調整と付き合う印象。」と書いていたが、今週の結果は最高値を更新して上昇となりました。月曜日から火曜日にかけてはフィボナッチ(白)23.6%をやや下回るラインまで下がったが、下がれば買いが入る展開で底固めとなって反発上昇へ向かった。出来高は薄くなる中、緩やかに上昇を続けた。

  • 移動平均線では21日出来高加重移動平均線が日柄調整で追いついてきて、10月8日(火)に安値が21日出来高加重移動平均線にタッチしたところから反発した。引き続き21日出来高加重移動平均線で支えられる上昇トレンドが続いているのだろう。

  • 10月8日(火)に反発上昇した後は、週末まで7日出来高加重移動平均線を上回って推移しており、新高値を更新している。

  • 上昇する場合、先週末時点のターゲットとして「5,830を上抜けて上昇する場合は、5,900の節目をターゲットとして継続。」と書いたが、週末の仕上がりは5,859.75と一歩手前でした。7日出来高加重移動平均線を上回って値動きしているうちは5,900以上に上がっていく機運は続く。

  • Q3決算がスタートしました。銀行株は今のところは市場予想を上回る堅調な結果で、この後続くほかのQ3決算が概ね好調となりそうな気配がでています。利下げサイクルで好決算、GDPも好調で株価は自ずとついてくるだろう。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • 引き続きまずは5,900が次のターゲット。各社のQ3決算が好調続きとなれば、6,000を目指していく流れとなるか。

②下落する場合

  • 21日出来高加重移動平均線を下抜けて進行する場合は、10月2日安値5,724で値止まりするかをまずは確認したい。

  • 5,724を下抜ける場合は5,700から5,650付近がサポートゾーンのイメージ。


MAより上にあるS&P500銘柄

MA50より上
先週末74%➡今週末75%

MA200より上
先週末76%➡今週末77%

ナスダック100先物

日足

今週の振り返り

  • 先週末時点で「10月4日(金)の雇用統計後の上昇の流れが次週も続くなら、フィボナッチ78.6%超えからの20,330上抜けを目指す上昇回帰の流れに期待したい。」と書きました。

  • 今週の結果は、フィボナッチ78.6%を上抜けて上昇で期待通りの値動きとなりましたね。

  • 上昇の場合、「フィボナッチ(白)78.6%を上回って上昇継続するなら、まずは9月26日高値20,330が次のトライポイント」と書いてました。10月10日(木)に20,337まで上昇し、9月26日高値20,330をわずかに上回りました。その後は週末の引けまで上がることができず横ばいとなりましたが、ひとまずは高値を上回ったのは良かったでしょう。

  • 安値は10月1日安値を下回ることなく底堅めとなって日柄調整を終えたような印象。安値に近づけば買いが入る値動きでした。

  • Q3決算が好調な結果を出せていければ7月の最高値20,790を上回る値動きを期待したいところでしょう。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • 20,337を上回る値動きになるなら、次は20,600がターゲット。

  • 買い勢力の勢いが増す展開となれば20,790超えにトライか。

②下落する場合

  • 21日出来高加重移動平均線を下抜けるなら10月1日安値19,626でサポートになるかが確認ポイント。


MAより上にあるナスダック100銘柄

MA50より上
先週末66%➡今週末75%

MA200より上
先週末62%➡今週末71%

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