【米国株1/8~1/12まとめ】先行するPPIはディスインフレ、景気先行を見る銀行決算は不調【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
1/8(月)
ローガン総裁、インフレ再燃につながらないよう利上げ再開が必要
ボスティック総裁、インフレ目標2%への道筋が見えてきた
ボウマンFRB理事、インフレ鈍化継続するなら将来的に利下げ支持
NY連銀調査の1年先インフレ期待は3か月連続で低下して3%
サウジアラビア、2月の原油価格を引き下げ
1/10(水)
ウィリアムズ総裁、ローガン総裁の「QT減速を議論し始めるべきだ」と発言したことに異論を表明
1/11(木)
CPI、予想やや上振れ
失業保険は新規⬇・継続⬇、継続は前週よりも低下で雇用が強め
メスター総裁、3月利下げを検討するのは時期尚早
バーキン総裁、インフレの安定を確認したい
グールズビー総裁、インフレ率が低下するにつれ、FRBは政策制限性を評価する必要がある
1/12(金)
PPI、総合・コアともに予想下振れ
CPIに先行するPPIが前月比で11月・12月の2か月連続でマイナス
3月利下げ予想はディスインフレ織り込み75%まで上昇
3月利下げかキープかで織り込みが毎週変化しているが、CPI・PPIの発表でインフレ鈍化が見えた今週は3月に利下げする確率を上げた。
10年利回りは4%台から3.9%台へ低下
木曜日のCPI・金曜日のPPI発表で、特に2年利回りが低下しています。
実質金利も木曜日以降は低下
最新の数値は1.69%(チャートは1~2日遅れ)
ドル円
ドルインデックスは横ばい。
ドル円は今週も146円前後まで上がったが、CPI/PPIがあった木曜日から金曜日は円高方面へ。
セクター
今週は再びM7、半導体が上昇と昨年からのテーマに回帰
各種指標
Fear&Greed Index
Greedキープ(前週74➡今週71着地)
徐々に低下。
Put/Call Ratio(Equities)
水曜日に瞬間的な上昇が見られたが、元の水準に戻っている。
高値圏で積まれたのかな。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 70.95 ➡ 1月10日時点 80.18
Bearishのレバショートが解消されたようです。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
直近の高値圏に戻ってくる好調ぶり。リスクオンが続いている。
個別株の決算発表
AEHR エア・テスト・システムズ
JPM JPモルガン・チェース
BAC バンク・オブ・アメリカ
C シティグループ
BLK ブラックロック
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます
ここから先は
¥ 400
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。