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【米国株9/23~9/27】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物

日足

今週の振り返り

  • 先週末時点のnoteでは「短期的な上昇では5,800前後が上昇幅の上限と見てるが、ここからはヨコヨコもしくはひたひた上昇とが上に行く場合の上がり方と想像する」とペースダウンの見立てでした。上昇する場合の次のラインは5,850とも書きました。結果としては、今週は9月26日(木)まで徐々に上昇し高値5,830をつけ、そこから金曜日にかけてはゆるやかに下落しました。

  • 5,850まで上げる程の買い圧力はなく、やはりペースダウンな一週間となりました。とはいえ7日出来高加重移動平均線を下回ることなく、ひたひた上昇を続けている現状。9月27日(金)はPCEでディスインフレを確認したが、週末の利益確定売りが優勢で買いがついてきていない印象だ。

  • 9月9日からの上昇幅としては短期的には登ったので、ここからは上昇するなら日柄を見ながら緩やかな推移がちょうどいい。高値ゾーンに差し掛かっているので利益確定売りで下押しする場面は10月もありそうか。

  • 50dMAより上にあるS&P500銘柄の割合が82.7%と高水準域まで上がっているのでアップサイドは大きくない。2022年以降は92%前後が最大値なので、上昇してもそこから低下していく流れは念頭に置いておきたい。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • 先週末と同様、まずは5,850。最大限で5,900の節目を今は継続。

②下落する場合

  • 7日出来高加重移動平均線を下抜けて下落開始する場合は、21日出来高加重移動平均線~フィボナッチ38.2%が最初のサポートゾーンを試す場面と見る。


MAより上にあるS&P500銘柄

MA50より上
先週末77%➡今週末83%

MA200より上
先週末75%➡今週末80%

ナスダック100先物

日足

今週の振り返り

  • 今週はフィボナッチ(白)78.6%を上抜けて、上昇を試した。9月26日(木)に明確に78.6%を上回って陽線を伸ばしたが、20,330で失速→上ヒゲの下落→9月27日(金)まで下落し木曜日の安値まで落としました。先週末時点では78.6%を上抜ければ「目先は20,400~20,500にゆっくり向かうのが順行イメージ」と書いてたが、20,400に届かず失速してしまいました。

  • 上記は現状は7日出来高加重移動平均線の上で起きている値動きで、上昇トレンドで起きた利益確定売りと見るほうが今のところは下落転換とは捉えにくい場面です。次週、フィボナッチ(カラー)23.6%を下抜ける値動きになれば、ごく短期的には下落調整していく流れになるだろうか。

  • 再びフィボナッチ(白)78.6%を上回っていけるなら、上昇トレンド継続と見ていいでしょう。78.6%の上をキープしていけるかが次週のお題。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • フィボナッチ(白)78.6%を再び上抜けて上昇維持できる場合は、先週末時点と同様、20,400~20,500が目先のターゲットと想定。

  • 20,500を超えていく買い圧力優勢となるなら、7月11日高値の20,790にトライとなるのでしょう。このあたりは利益確定売りが起きやすいゾーンなのでギクシャクするのかも。

②下落する場合

  • フィボナッチ(カラー)の38.2%が最初のサポートお試しラインですが、75日出来高加重移動平均線の前後が先週末と同様、下支えのゾーンだろう。

  • 75日出来高加重移動平均線がサポートにならず、フィボナッチ(白)61.8%を下抜ける場合は、フィボナッチ(白)50%が次のサポートラインとしてテストされるところでしょう。


MAより上にあるナスダック100銘柄

MA50より上
先週末64%➡今週末78%

MA200より上
先週末59%➡今週末62%

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