【米国株12/11~12/15】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+2.31%)
日足
今週の振り返り
先週のポジティブな流れを引き継ぎ、月曜日から木曜日まで出来高を伴った上昇が続いた。
その勢いで7月高値を上回り、23年高値を更新。
先週金曜日から5日連続の高値・安値切り上げの上昇でした。
先週コントロールプライス付近でベース構築して売りを吸収してから買い圧力優勢となって上昇した良い流れとなった。
7月高値で止まらず、水曜日に力強く上抜いたのは買いが失速していない証左か。
パウエルからは24年は利下げ3回が議論されている話が挙がり、思ったほどタカ寄りな牽制がなかったことで、利下げシナリオの織り込みが今後も続くかが焦点。
来年は大統領選で株価上昇が期待される年だが、バイデン再選の行方次第で上昇期待の幅も変わってくるのだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
次は2022年1月の最高値5028.25が目指す先となるが、少し距離がある
②下落する場合
23年新高値更新で利確売りが優勢となり失速すると、短期的には下げることもある。
下げる場合は、コントロールプライス(赤色の水平線)の4,625前後が最初の値止まり確認ポイント。
コントロールプライスは直近の出来高が最も多い価格帯で意識されやすい可能性。
大きく下げる材料があるならば、VWMA75が次の目安。
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末62.02%➡今週末71.96%(+9.94pt)
瞬間的には2022年最高値を上回った。
ナスダック100先物(週+3.32%)
日足
今週の振り返り
6営業連続の高値・安値切り上げの強い上昇でした。
先週のベース構築から金曜日にはバリューエリア超えました(短い緑色の水平線、白い矢印)。
金曜日の上昇開始からほぼ止まることなく今週は一貫して上昇し、先週提示した上昇目安のフィボナッチ127%ラインを超え、2021年11月の最高値に迫った。
ただし2021年11月最高値に近づくと、やや失速。木曜日には出来高が増えて利確売りが見られた。
しかし、金曜日も出来高を伴って上昇しており、売り圧力が優勢とはなっていない。上ヒゲ2本には注意が必要だが。
このままのペースで進めば、2021年11月の最高値超えのトライが期待される。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まず、2021年11月の最高値をローソク足の実体で上抜けるかを見守りたい。
新高値を更新したら、次の注目地点は17,000の節目だろう。
②下落する場合
新高値更新できないか、新高値達成で利確売りが強くなる場合、短期的な調整はあり得る。
下がる場合は、まずは先週のベース付近16,000前後が最初のサポートゾーンとなるかもしれません。
さらに下げるなら、赤色のボックス圏が次のサポートゾーンとして値止まりするか確認死体場所になるでしょう。
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末70.29%➡今週末74.25%(+3.96pt)
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