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【米国株4/29~5/3まとめ】FOMC利上げ否定・BS縮小減額。ISM製造業・サービス50割れの減速。雇用鈍化・賃金インフレ鈍化

こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。


マーケットサマリ

4/29(月)

  • ドル円が160円にタッチした後、急な円高へ。一時、154.5円へ。1回目の為替介入を実施したか

  • 神田財務官

    • 為替介入の有無について申し上げることはない。5月末に介入実績を通例通り発表する

    • 今起こっている状況、投機による激しい異常ともいえる変動が国民経済に与える影響看過しがたい

    • 必要に応じて適切な対応をする。水準については特定のレートを念頭に置いているわけではない

    • 介入かどうか申し上げないが、やる場合は24時間365日いつでも。為替水準の評価はコメント差し控える


4/30(火)

  • 四半期雇用コスト、予想上振れ⬆️

  • 2月ケース・シラー米住宅価格指数、予想上振れ⬆️

  • 2月住宅価格指数、予想上振れ⬆️

  • 4月消費者信頼感指数、予想下振れ⬇️


5/1(水)

  • ADP雇用統計、予想上振れ⬆️

  • ISM製造業、予想下振れ⬇️

  • JOLTS求人件数、予想下振れ⬇️

  • FOMC

    • 雇用の伸びは強さを維持しており、失業率は低いままだ。 インフレはこの1年で緩和したが、依然として高い水準にある。ここ数カ月、委員会が目指す2%のインフレ目標に向けた一段の進展は見られていない。

    • 雇用とインフレの目標達成に対するリスクはこの1年で、より良いバランスへ移行してきた 委員会はその目標実現を支えるため、FF金利誘導目標のレンジを5.25~5.5%に据え置くことを決めた。 委員会はインフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を強めるまで、誘導目標レンジの引き下げが適切になるとはみていない。

    • 財務省証券とエージェンシー債、GSE保証付き住宅ローン担保証券(MBS)保有の削減を継続する。6月から、米国債の償還を月当たり最大600億ドルから250億ドルに減らすことで保有証券の縮小ペースを減速させる。

  • パウエル

    • 今年はこれまでのところ、特に確信を深められるようなデータは得られていない。 インフレに関する指標は予想を上回っている。確信を強めるまで、従来の想定よりも時間がかかりそうだ。

    • 次の政策変更が利上げになる可能性は低い。利上げに踏み切るには、インフレ率を目標の2%に下げるのに政策引き締めは不十分だという説得力ある証拠が必要だ。その結論を裏付ける証拠はない。

    • 年内に利下げが実施される可能性が高いとのシグナルは発しなかった。またこれまでとは異なり、金利がピークにあると示唆することもなかった。

  • ドル円は一時、153円へ。

  • 神田財務官 、為替介入の有無、申し上げることはない


5/2(木)

  • 財務省が2回目の為替介入を実施した可能性


5/3(金)

  • 雇用統計、雇用者数⬇️失業率⬆️賃金⬇️

  • ISMサービス、予想下振れで50割れの減速⬇️

  • ボウマン理事

    • しばらくの間はインフレの高止まりを予想している。政策金利を安定的に維持したままでインフレ率が一段と低下するというのが、私の基本シナリオだ。

    • 金融政策は景気抑制的のように見えるが、インフレ率を米当局の目標である2%に下げるのに十分かどうかは、今後発表されるデータ次第だ。

  • グールズビー総裁

    • インフレが当局の2%目標への道筋を進んでいることを確認するため、さらなるデータをまだ待っている。 インフレの面で、年初に障害にぶち当たったのは確かだ。それが景気再加速の兆候かどうか、当局者は一歩引いて見極める必要がある。

    • 堅調ながらも新型コロナウイルス禍前のような状態に明確に戻りつつあることを示す、こうした雇用統計が増えれば増えるほど、景気は過熱していないとの確信も強まるだろう。

年内利下げ1回から2回予想に巻き戻し

ISM製造業・サービスともに50割れで景気減速、雇用統計で雇用者鈍化、
失業率上昇と堅調だった雇用にも陰りが見え始め、利下げ期待が戻ってきた。しかし今後の進行次第ではまた年内利下げ1回を織り込む動きがあるだろうから、利下げ期待一辺倒には今は見れないかもしれない。

10年利回りは4.5%に低下⬇️

年内2回利下げを織り込み利回り低下。特に5%以上まで上昇していた2年利回りが低下している。

実質金利は低下⬇️

最新の数値は2.15%(チャートは1~2日遅れ)
4月10日前後の水準まで戻りました。

ドル円

ドルインデックスは利回り低下により105前後まで低下

ドル円は、160円まで上げた後、為替介入などにより一時は152円まで下落。

セクター

  • M7はマチマチで、AAPL・TSLAが好調な値動き

  • 半導体もマチマチな動き。

各種指標

Fear&Greed Index

Fear継続(前週42➡今週40着地)

Put/Call Ratio(Equities)

今週も変わらず安定推移でアラートなし

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前週 59.48 ➡5月1日(水)時点 61.97

炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG

ボックスゾーンの中央に戻って、今のところは問題ない推移。

個別株の決算発表

ON オン・セミコンダクター

PYPL ペイパル

SMCI スーパー・マイクロ・コンピュータ


AMZN アマゾン

AMD アドバンスト・マイクロ・デバイセズ

MA マスターカード

MAR マリオット

QCOM クアルコム

AAPL アップル

NET クラウドフレア

SQ ブロック

ITRI アイトロン


決算発表予定

主な経済指標・イベント予定

指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます


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