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【米国株7/31~8/4まとめ】S&P500、ナスダック100先物のチャート振り返り【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物(週-2.36%)

週足

  • 2022年3月高値を達成後の下落

  • 平行チャネル上限から内側に戻る値動き

  • 高値圏からの大陰線、前の2週分のローソク足以上の長さで売り圧力が強い週足となった

    • AAPLのiPhone売上低調による反落が影響

    • 高い実質金利のプレッシャーもかかり始めているだろう

  • 5/1週から引いたフィボナッチでは23.6%まで売り進行

  • このまま23.6%を割って下げていく場合は、調整が続く可能性がある

日足

今週の振り返り

  • 今週は平行チャネル上限から弱い動きで反落した週でした。水曜日に直近のレンジ下限(黄色・水平線4,557)を下抜けたことで売り圧力は強くなったと判断。

  • 木曜日まで下落したが、そこから反発して金曜日の雇用統計の発表を待った。金曜日の雇用統計後に反発上昇が続いたが、短期フィボナッチ38.2%を上抜け後、黄色・水平線がレジスタンスとして機能したことで戻り売りとなった。金曜日のローソク足は長めの上ヒゲ陰線となって、上昇パワーの弱さが示唆された。

  • 金曜日のローソク足はフィボナッチ23.6%(4,499.5)に到達。赤丸で示した点は以前は上値で跳ね返されるポイントで、7/12に上抜けたラインだ。このラインで支えられず下抜けると、弱さが際立つように見える。明日はこのラインを境とした値動きを見る場面。

  • 上位足の週足が大陰線で弱かったので、日足も相対的には弱くなる局面。反発上昇しても材料不足の場合は、長く続きにくいように見える。

次週のシナリオ
①上昇する場合
反発する場合は、短期のフィボナッチ38.2% 4,549.25~黄色水平線 4,557.25がまずはテストされる価格帯だ。ここは金曜日の上昇がストップして反落したポイントで、レジスタンスラインだ。

4,557を上に抜けていくなら、7/27高値4634.5%の再トライが視野に入るが、売り圧力が強くなりやすい場所。

②下落する場合
次週もフィボナッチ23.6% 4499.5を下抜けたまま進行する場合は、以下の順で試されていくのではないだろうか。

1) フィボナッチ38.2% 4,416
出来高がやや多めの価格帯で、ひとつめの反発しやすいゾーン
EMA75も近くまで来るので、下抜けるか反発するか試されやすい。

2) 2022年8月高値 4327.5
チャート上は意識されやすいポイント
前後のフィボナッチ50%・61.8%付近で反発するかのテストはありえそう。
ただし、今年は出来高が少ない価格帯のため、すり抜けていく可能性も十分ある。

3)下の黄色・長方形ボックス圏
仮に今後下がり続けると見るなら、下の黄色・長方形ボックス圏が出来高が多いレンジの価格帯で、値止まりしやすいゾーンではないだろうか。
フィボナッチ78.6%付近でもある。

手前では平行チャネルの下限もあるので、そのあたりで止まる可能性もあるだろう。

MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末70.17%➡今週末61.63%(-8.54pt)
きれいに下げていますね。

ナスダック100先物(週-2.93%)

週足

  • 2021年9月高値がレジスタンスラインとして意識されていた

  • 3週目の高値トライも滞在時間短く反落へ

  • 平行チャネル上限を上回る推移から、大陰線で平行チャネル内側まで下落した。S&P500同様、売り圧力が強い週足となった。

    • AAPLのiPhone売上低調による反落が影響

    • 高い実質金利のプレッシャーもかかり始めているだろう

  • 2022年3月高値まで下落

  • 2022年3月高値と4/24週から引いたフィボナッチ23.6%とのゾーン(黄色・長方形)を割って下げる場合は、調整が続く可能性がある

日足

今週の振り返り

  • 今週はダブルトップの右肩を作り、水曜日にネックライン(黄色の水平線)を割り込んで、ダブルトップ完成となった。AAPL決算が滑ったのが痛手。

  • 平行チャネル上限の上で推移していたが、平行チャネル内側に下ってきた。

  • 木曜日に2022年3月高値まで降りてきたところで反発。反発してネックラインの上に戻したが、勢い続かず戻り売りとなったのが週末。

  • 2022年3月高値からフィボナッチ23.6%の黄色・長方形が意識されているゾーンだ。過去はレジスタンスとして赤丸をつけたところで跳ね返されていた。

  • 明日以降は、黄色・長方形ゾーンがサポートとなるかまず試される。下抜けると、弱さがより目立ち下落進行となる可能性がある。サポートされると、反発上昇でもう少し時間が稼げる。

次週のシナリオ 
①上昇する場合
反発するならダブルトップの頂点をつないだ黄色のトレンドラインが次の目安。2021年9月高値まで上がれる買い圧力の材料はほしいところ。

21年9月高値を上抜けできるなら、7/19高値超えが次のテスト地点。

②下落する場合
黄色・長方形ゾーンを下抜けるなら、次の順で
1)7月安値 14,932
値止まりするほどの支持帯ではないが、月足安値を超える下落か見届けるポイント。

2)EMA75
チャート上は値止まりしやすいサポートゾーン、かつフィボナッチ38.2%ライン。ここを下回るともう1段の下落がありえそう。

3)2022年8月16日高値 13,727
大きめの下落調整ならフィボナッチ61.8% 13,953から2022年8月高値がチャートの値止まりポイントとなりそうだ。
どこまで下落するかはフィボナッチで見ながら測ると良いでしょう。

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末82.17%➡今週末74.25%(-7.92pt)

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