【米国株11/6~11/10】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+1.25%)
日足
今週の振り返り
SMA200でサポートされ、金曜日の反発は赤いレジスタンスゾーンを上抜けでまた一つ買い圧力が売り勢力に勝った。
8月までサポート、9月からはレジスタンスとなっていた赤いゾーンを上抜けたことは良い兆候
出来高は少ないので、金曜日の反騰はやや信憑性に欠けている点には注意
週明け以降にはEMA7とEMA200がゴールデンクロスしそうだ
一方で、レジスタンスライン(白のトレンドライン)に接して引けとなっているが、ここで跳ね返されるともう一回もみ合うかも。
週明けはこのレジスタンスラインを上抜けることを確認することからスタート
出来高増加を伴ってレジスタンスライン上抜けできると強い値動きになりそうか?
跳ね返される場合は逆三尊の右側を作る可能性もあるかもね
New High-Low(下段の棒グラフ)は今週再びマイナス圏に下がっている
M7や一部銘柄が牽引するが、他の銘柄がついてきていない模様
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ(白)78.6%
9月高値付近の78.6%で値止まりするか確認ポイント
②下落する場合
フィボナッチ(白)38.2%
今週はEMA200付近で止まっているが、もう少し下のSMA200から38.2%付近で値止まりしてレンジになるか確認
フィボナッチ(白)23.6%
押し目を作るなら23.6%付近、10月頭の安値付近が下落目処として機能するか見たい
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末41.74%➡今週末39.76%(-1.98pt)
ナスダック100先物(週+2.76%)
日足
今週の振り返り
今週は、平行チャネル・ウェッジの上値抵抗線を火曜日にブレイク、その後もみ合いだったが金曜日に木曜日のローソク足を包み込む形で上昇
金曜日の安値は上値抵抗線がサポートになったようにも見えなくない
黄色のボックス圏を上抜けた状態を維持できたのは手堅かった
コントロールプライス(赤色・水平線)を上抜けて、バリューエリアの上限(緑色・水平線・上)に到達
10/12高値をブレイクした今週は、金曜日に9/1高値に迫る勢いだった
その勢いは金曜日の高値がフィボナッチ78.6%まで戻す強さ
VMWA(出来高加重移動平均線)で見ると、75日線(オレンジ色)を先週末に上抜けて、今週はVMWA75の上を維持している
※EMAからVMWAに変更して試験運用中
出来高は5営業日連続で徐々に増加
多くはない出来高だが、金曜日の上昇で出来高が増えている点はマシ
できれば平均以上の出来高に増えてほしい場面だったがやや物足りず、これ以上の上値を追えるかは様子見
次週のシナリオ
①上昇する場合
9/1高値を上回っていけるなら、7月高値が上昇目処となるか
②下落する場合
平行チャネルの上値抵抗線が押し目のサポートとなるか確認したい
上値抵抗線を下抜けるなら、フィボナッチ38.2%のやや下が出来高が増える価格帯なので、この辺りで下落が値止まりするだろうか
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末58.41%➡今週末60.39%(+1.98pt)
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