【米国株11/13~11/17】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+2.19%)
日足
今週の振り返り
火曜日に上値抵抗線から打ち上げて上昇
上値抵抗線で跳ね返されることなく突き抜けたのは良い兆候
New High-Lowがプラスに推移し始めてることから、M7以外の上昇がついてきたか
水曜日以降は横ばいで日柄調整中だが、固く下げずに上値も試そうとしている
現状の価格帯は出来高が多いゾーンなので、上抜ければ短期的には売り圧力が少ない領域に向かえるかもしれない。
とはいえ7月高値付近では利確売りが増えやすいだろうか。
出来高は徐々に減少しているため、上値を追いかけるには出来高増加もほしいところ
M7以外の銘柄の買い圧力が続いていくなら、上昇しやすい環境となるか?
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ78.6%から9月1日高値が目安。
このあたりで売り圧力が強くなるかは確認
9月1日高値を上抜けるなら、100%戻しの7月27日高値がいよいよ次の上値目標となる
②下落する場合
押し目を作るなら、赤いボックス圏がチャート上のサポートライン隣りやすい場所
赤いボックス圏はこれまで過去サポート・レジスタンスラインとなっていたゾーンでチャートの意識されやすいポイント
突破した上値抵抗線とも重なる場所で意識はより強まるかも
赤いボックス圏を下抜けることがあるなら、VWMA200付近が値止まり確認の目安
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末39.76%➡今週末51.49%(+11.73pt)
ナスダック100先物(週+1.93%)
日足
今週の振り返り
火曜日から水曜日にかけて一段上昇。
火曜日にはバリューエリアの上限(緑色水平線)を超えて大きく上昇
水曜日には7月高値超えを実現したが、すぐに売り圧力が強くなって上ヒゲとなった
マーケットは強気であるが、週足では先週+2.76%→今週+1.93%と上昇率の勢い少しずつ剥落
10月26日の底からほぼ下げることなく、天井まで上昇しましたね
水曜日の天井から下落後は大きく下げることなく底堅く日柄調整しているようだ
バリューエリア上限を上抜いてるので、短期的には勢いが失って調整される可能性はあるが、大きな下げが起きる可能性は低そうだ。
7月高値まで届いたので、短期的な押し目作りは可能性として残る
75VMWA(出来高加重平均線)からはだいぶ上離れしているので利確調整はあるが、利確売りを超える買い圧力が出てくるかがさらに一段上に行けるかの条件だろうか
次週以降、7月高値を実体で超えるかが焦点
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは7月高値を実体超えることを確認したい
その先は、2021年11月高値にトライとなる=新高値更新のテスト
②下落する場合
押し目をつくるならフィボナッチ61.8%付近が出来高が多い価格帯で値止まりしやすいのではないか
上記を下抜けたら次は平行チャネルの上限がサポートラインとなるか確認ポイント
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末60.39%➡今週末67.32%(+6.93pt)
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