【米国株6/13~6/17まとめ】75bp利上げ・インフレ継続・指数はサポ割れ
こんにちは、Kojiです。FOMC前に利上げが50bpから75bp予想に急変、実際に75bpに決定しました。経済指標は全体的に予想を下回ったり悪い数値が目立ち始めました。全セクターの株価下落で、好調だったエネルギーも下落しています。
先週のマーケットと各種指標・ニュースを振り返っていきたいと思います。
S&P500は下落進行 ▲5.79%
FOMCで75bp利上げが決まった後すぐは上昇したが翌日には下落、トリプルウィッチングSQの週末は小幅な動きでした。SQは出来高が増えたが、小さな陽線で引けたのは微妙なところ。
チャートは前週からの三空のあとに買いがなく弱い動きに見える。サポートラインのフィボナッチ 38.2%ラインを下回って50%に近づいている。
週で見ると前週からの下落が進行した形だ。
週足はEMA200に到達
チャートは窓を開けて下落。ピンクのラインに沿った下落で、EMA200にタッチした。日足の弱さを見ると、週足で反発するかはなんとも言えないがEMA200は重要なサポートライン。6/20週はEMA200を下回るか反発するかテストするのではないだろうか。
MA200より上にあるSP500銘柄は24.4%➡11.48%に低下(▲12.927pt)。
急低下した週。
ナスダック100は50%ライン割れ ▲4.79%
こちらも三空で始まり、フィボナッチ・リトレースメントの50%ラインを下回ってきた。実質金利が上昇してることから、ナスダックは特に下落圧力が強いだろうか。
テストライン11,570を軽く下回り、次はフィボナッチの61.8%ラインの10,589が目前に迫ってきている。ここをテストするかどうかがみどころ。
週足
EMA200を下回って引け。SMA200もすぐ下にあり、反発できず下抜けていくと弱そうですね。
MA200より上にあるナス100銘柄は11.76%→7.84%に低下(▲3.92pt)。とうとう一桁台に低下。
セクター
全セクターが下落だが、エネルギーが大きく崩れました。
週間ベスト
1. 生活必需品 ▲4.3%
2. ヘルスケア ▲4.5%
3. 金融 ▲4.9%
週間ワースト
1. エネルギー ▲17.2%
2. 公益 ▲9.1%
3. 素材 ▲8.3%
サイズ・タイプ
・大型グロース ▲5.0%
・小型バリュー ▲7.9%
1週間のセクター値動きは以下投稿を参考にどうぞ。
週明けのBTCは短期リバウンド?
各種指標
Fear&Greed Index
FearからExtreme Fearに変わりました(前週28➡今週14着地)
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前々週 34.33 ➡ 前週 50 ➡ 6月15日 32.18(前週差 ▲17.82pt)
CPI発表後・FOMCの今週は再度センチメント低下。
Bull/Bear Ratio
6/15時点で前週比低下。悲観域を抜けられない。
ヒンデンブルグオーメンは無点灯
6/17時点では無点灯。
炭鉱のカナリア HYG ハイイールド債
HYGは窓を開けて下落。下落後は横ばい展開だがヒゲ長く実線が小さい日が多く不安定。
ハイイールド債のスプレッドが直近高値を超えて上昇⚠
金利と今週のニュース
PPI(卸売物価指数)
予想は下回る結果が多いが、前年同月比は絶対値が高い。
6月CPIも上昇止まらなさそう
Nowcastの予想では6月CPIも前月比+0.98%とまだインフレしそう。
5月小売売上高は予想を下回る
製造業指数も予想を下回る
住宅着工件数が減少
バイデン大統領の支持率が40%を切った
FedWatchの利上げ予想(金利発表前)は6月75bp・7月75bp・9月50bp
FOMCは75bp利上げを決定
ウォラー理事が7月75bp利上げ支持
金利はまだまだ上昇
一時FOMC前に10年年金利が3.4%台まで上昇。
イールドカーブは逆イールド発生
10年より短期の金利が10年金利を上回っている。
長短金利差がゼロに近づいた
FOMC前にほぼゼロに低下。
実質金利が急上昇
14日に0.89の直近高値をつけた。株式には厳しい環境か。
個別株の決算発表
ティッカーが緑色の銘柄が決算クリア
ADBE アドビ
Q3ガイダンス・FY22ガイダンスミス
決算発表予定
6/20週の予定
イベント
20日 米国休場
23日 PMI
24日 新築住宅販売件数
アノマリー
満月相場(6月14日~6月28日)
ベア:24日
おわりに
CPIが高止まりで利上げが75bpに決定しました。ベアマーケットの下落が進行中で弱含み。BTCは裏で20,000ドルのサポートラインを下回って反発せず下落継続中。
好材料が見られない中、どこで下落が止まるかはわかりませんが、ぼくは必要以上にベアにもブルにもならず淡々と対応しています。波を捉えていきましょう。
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。