【米国株2/5~2/9】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+1.28%)
日足
今週の振り返り
今週はS&P500指数が5,000をローソク足実体で上抜けて、最高値を更新した。
S&P500先物も2022年1月最高値を上抜けて5,044をつけた。
利下げを急がない主旨の要人発言が繰り返され、長期金利は上昇する週だったが指数が下がることはなく上昇を続けている。
チャートはオレンジ色の平行チャネルを抜けて、この上抜けからは現在の指数の強さが示される。
今週は7日移動平均線(水色線)の上をキープして推移してることから上昇の勢いが止まっていないことがわかる。
今週は特に水曜日が平行チャネルを大きめの陽線で上昇したところが強かった。
出来高は減少傾向な週だったので、出来高増での上昇する日がきてほしいが、ここからはチキンレース。
安値を結ぶトレンドライン(白色線)を下回らないうちは、上昇継続だろうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
新高値の勢い継続なら、次は5,100節目にトライ。
その次は5,300を目指すのか見てみたい
ここはN波動の昨年7月から10月までの下落の2倍にあたるポイント。
②下落する場合
トレンドライン(白色線)を下抜けてから押し目を確認したい。
その場合は、1月31日につけた安値4,866が特徴的な水平ラインとなるかもしれない。
もう少し下がるならバリューエリア上限の4,800前後がサポートとなるか確認ゾーン。
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末70.31%➡今週末68.98%
ナスダック100先物(週+2.01%)
日足
今週の振り返り
先週木曜日のリバウンドから今週は上昇の強さをキープした週でした。
7日出来高移動平均線を上回る推移で、上昇の勢いが衰えることがなかった。
テーマ継続で半導体やM7の好調さがナス100の上昇を支える
株価は先週まで示していた上昇目安の17,839を上回り、節目の18,000に接近した。
17,839はN字波動の下落(23年7月~10月)の2倍にあたる価格でいい水準に上がってきている。
この勢いが続くなら、もう一段上へじり高を見たいところ。
チャートでは点線の平行チャネルを下抜け無い限りは上昇トレンドは続いたままと捉えられそうだ。
この上昇トレンドは21日出来高移動平均線を下抜けることはほぼなく、サポートラインのように動いている。平行チャネルと21日出来高移動平均線を見ていれば今のところは問題なさそう。
前回下落でも1月31日にレジスタンスライン(オレンジ色)をやや下回ったがサポートラインとして機能したと見れば、平行チャネルを下回ってレジスタンスラインを下抜けるまでは様子見だろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは18,000の節目を上抜けしていくかを見届けたい。
18,000を抜けて上がるなら、18,500を目指せるか強さを見ていきたいですね
フィボナッチで見ると、2021年11月高値から2022年10月までの下落幅から127%上昇が18,495である。かつ節目である18,500が相まって次の目安としたい場所。
②下落する場合
点線の平行チャネルを下抜けると押し目探しのはじまり。早めに見るなら7日出来高移動平均線を下抜けてからが短期的には下落のスタート地点。
まずはレジスタンスラインだったオレンジ色の線が今回もサポートになるかが確認ポイント。
次は2021年11月高値16,770から16,900前後の出来高が多めなゾーンでサポートされるか見たい。
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末77.22%➡今週末75.24%
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