【米国株9/30~10/4】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説
前編はこちら。
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物
日足
今週の振り返り
今週は上も下も限定的な日柄調整でした。
先週末時点では「ここからは上昇するなら日柄を見ながら緩やかな推移がちょうどいい」「先週末と同様、まずは5,850」と書いていました。結果としては5,850まで上がることはできず、緩やかな日柄調整が進行していました。
下落する場合は「7日出来高加重移動平均線を下抜けて下落開始する場合は、21日出来高加重移動平均線~フィボナッチ38.2%が最初のサポートゾーンを試す場面と見る」と書いていたが、7日出来高加重移動平均線を下抜けた後、フィボナッチ23.6%付近で止まり、21日出来高加重移動平均線まで下落せず反発しました。
10月4日(金)の雇用統計後の上昇は5,830を上回れず、上昇回帰はお預け。再び7日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、弱めな値動きで短期的には推移だろうか。5,830を上抜ければもう少し上値を伸ばすが大幅なアップサイドはイメージしづらい。
次週から決算シーズンが始まるので、もう1週~2週は日柄調整と付き合う印象。
次週のシナリオ
①上昇する場合
5,830を上抜けて上昇する場合は、5,900の節目をターゲットとして継続。
②下落する場合
7日出来高加重移動平均線を下抜けて下落開始する場合は、フィボナッチ38.2%でサポートラインとしてテスト。
MAより上にあるS&P500銘柄
MA50より上
先週末83%➡今週末74%
MA200より上
先週末80%➡今週末76%
ナスダック100先物
日足
今週の振り返り
先週末時点では「78.6%の上をキープしていけるかが次週のお題」と書きましたが、今週の結果は78.6%を下回っての推移となりました。
フィボナッチ78.6%を下抜ける場合は「フィボナッチ(カラー)の38.2%が最初のサポートお試しラインですが、75日出来高加重移動平均線の前後が先週末と同様、下支えのゾーンだろう。」と書いていました。結果としてはフィボナッチ(カラー)の38.2%より少し上で値止まりして横ばいの値動きでした。上向きにならず下値も限定的な値動きでした。
この動きが続くなら次週は一旦収束していく流れが継続します。10月4日(金)の雇用統計後の上昇の流れが次週も続くなら、フィボナッチ78.6%超えからの20,330上抜けを目指す上昇回帰の流れに期待したい。逆にフィボナッチ78.6%を上回れない動きに戻るなら、日柄調整がもう少し必要となるだろうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
フィボナッチ(白)78.6%を上回って上昇継続するなら、まずは9月26日高値20,330が次のトライポイント。
20,330を上抜けて上昇できるなら、20,600あたりが次のターゲット。
②下落する場合
フィボナッチ(白)78.6%を下回って推移する場合は、フィボナッチ(カラー)の38.2%が最初のサポートお試しライン。38.2%を下抜けるときは、75日出来高加重移動平均線の前後が下支えのゾーンだろう。
MAより上にあるナスダック100銘柄
MA50より上
先週末78%➡今週末66%
MA200より上
先週末62%➡今週末62%
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