【米国株8/12~8/16まとめ】PPI・CPI低下、インフレ期待も低下で利下げ期待相場
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
8/12(月)
NY連銀調査、⭕インフレ期待⬇️、❌債務滞納予想⬆️
1年先インフレ期待 3%➡
⭕3年先インフレ期待 2.3%、0.6ポイント低下⬇️
統計が開始された2013年以降で最低となった
5年先インフレ期待 2.8%➡
❌消費者が向こう3カ月に債務の最低返済額を滞納すると予想する確率は平均で13.3%に上昇⬆️
新型コロナ禍初期である2020年4月以来の高水準となった
ボウマンFRB理事
インフレ率について、目標の2%を不快なほど上回っており、上振れリスクがある。過去数カ月に歓迎すべきさらなる進展が見られた。
所感:タカ姿勢がやや和らいだ印象
今後発表されるデータで、インフレ率が持続的に2%の目標に向かっていることが引き続き示されれば、FF金利を徐々に引き下げ、金融政策が経済活動や雇用に対して過度に制約的になるのを防ぐことが適切になるだろう。
単一のデータに過剰反応してインフレ率低下の継続的な進展を損なわないよう、忍耐強さが必要だ。
8/13(火)
PPI、総合⬇️コア⬇️
ボスティック総裁
絶対の確信を得たいと考えている。いったん利下げを始めた後で、振り返って利上げを再開するようなことは実に不都合だ。
年内には利下げの準備が整う可能性が高い。
失業の増加が問題であることに間違いはない。その多くは労働力需要の落ち込みというより、むしろ労働市場への参加者増加によるものだ。良い問題だ。
8/14(水)
CPI、総合⬇️コア➡
前月比0.2%とディスインフレ傾向
グールスビー総裁
現在の政策金利は「非常に景気抑制的」であり、この金融スタンスは経済が過熱している場合にのみ適切だ。
雇用の責務に対する懸念の方が強まっていると感じている。
8/15(木)
小売売上高、予想上振れ
NY連銀製造業、予想上振れ⬆️
フィリー製造業、予想下振れ⬇️
失業保険、新規⬇️継続⬇️
新規・継続の減少で今週は落ち着きました
8/16(金)
住宅着工件数、予想下振れ⬇️
ミシガン大学消費者態度指数・速報値、予想上振れ⬆️
前月66.4、予想66.9、結果67.8⬆️
1年先インフレ期待、前月2.9%、結果2.9%➡
5-10年先インフレ期待は前月3.0%、結果3.0%➡
9月0.25%利下げ予想が75%に上昇
年内3回利下げ予想だが、11月と12月の利下げ幅が0.25%から0.5%に拡大するかどうか。
10年利回りは3.8%台後半
実質金利は横ばい
最新の数値は1.81%(チャートは1~2日遅れ)
ドル円
ドルインデックスは低下継続
ドル円は149円台まで上昇したが、週末引けは147.6円。通貨強弱チャートは円安傾向。
セクター
週間では全セクター上昇。
テック・半導体の復調。GOOGLは独占状態が違法判決により下落か
各種指標
Fear&Greed Index
Extreme Fear➡Fear(前週24➡今週35着地)
今のところは25を下回ったところで買い場となったようだ。
Put/Call Ratio(Equities)
1.05に上がったタイミングが直近最高潮で買い場到来。
今週は落ち着きを取り戻している。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 75.33 ➡8月14日(水)時点 56.57
機関投資家はポジションを落とし、Bearish増加
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
ボックス圏を上抜けて7月31日高値を上抜けて上昇。リスクオンとなっている。
個別株の決算発表
DLO ディーローカル
WMT ウォルマート
AMAT アプライド・マテリアルズ
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。