【米国株10/9~10/13】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+0.36%)
日足
今週の振り返り
今週は、安値・高値切り上げの上昇だが、ローソク足の実体は週足では長めの上ヒゲで横ばい展開。
前半は先週金曜からの続きで4連騰。黄色ボックス圏をグイグイ上がったので、上抜けも期待したがEMA75でストップ。中東情勢による週末に向けたリスクオフもあると思うが、フィボナッチ50%が今週の上値目処だった模様。
黄色ボックス圏を上抜けないと上昇トレンドは挑めない状況。上下しながらヨコヨコする展開になるか。
週末の引けはEMA200。再びSMA200下を試す可能性を残したか。
週末のリスクオフで、中東情勢が大きなネガが出てこなければ次週はもう一度上昇を試す可能性もある。
次週のシナリオ
①上昇する場合
週末リスクオフからの週明け戻すなら、もう一度黄色ボックス圏を狙うか。
1) 黄色ボックス圏の上限 4,440
今週上抜けできなかった黄色ボックス圏の上限は変わらず上目線の最初の関門。手前のEMA75で止まるかも要チェック。
2) 右下に下がる平行チャネル上限
同じく変わらず同じ目標ライン。
黄色ボックス圏を上抜けた先の値止まりが意識されるポイント。
この上限を上抜けると上昇トレンドか。
②下落する場合
リスクオフで下げる場合、先週と変わらずのポイントが目安。さほど下げないならSMA200が目処だが突き抜けると次の順。
1) フィボナッチ(白)78.6% 4,268
SMA200を下抜けて下押しする場合は、78.6%付近で値止まりするか確認。
2) フィボナッチ(白)100% 4,154
10月4日安値を下抜ける場合は、フィボナッチ100%前後が次の出来高が多い水準値で止まりやすい場所。
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末36.58%➡今週末38.36%(+1.78pt)
ナスダック100先物(週▲0.08%)
日足
今週の振り返り
週足では高値・安値ともに切り上げの上昇だが、終値は先週末よりやや下で引け。
三尊天井の否定から上昇したが、黄色ボックス圏を上抜けて、目処として書いてた平行チャネル上限まで上昇し、ピッタリここでストップ。平行チャネル上限から反落し、週末は黄色ボックス圏の中央で終了。
10月11日~12日の価格帯は、6月からのレンジのコントロールプライス付近(赤色の水平線)で、コントロールプライスから上は売りが増えやすいと見える。上回るためには相応の買い圧力が必要だがまだか。
週末の終値はEMA75でやや反発したところ。下げずにEMA75付近で留まれるか、反発してもう一度上を狙えるかは週明けの確認。黄色ボックス圏を下抜ける場合は弱い動きになりやすい。
今は下降ウェッジ(黄色の右下に下がるトレンドラインと、下のトレンドライン)の中で上下動している時期。ウェッジの外に出るのを待つタイミングだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
黄色ボックス圏を再び上抜けると、もう一度下降ウェッジの上値(白いトレンドライン)を試す。
1) 黄色のトレンドライン(上)
上を試すなら、まずはトレンドラインを上抜けるかどうかが確認ポイント。下降ウェッジの外に出れるか再トライするだろう。
2) 節目 15,500
下降ウェッジの上抜けが続くかは、出来高が多い15,500前後で売り圧力が強くなって失速するか試される。
②下落する場合
木曜から金曜の下落圧力が続くようであれば、次の目安で値止まりするか確認したい。
1) バリューエリア下限 14,700
6月から現在までのレンジのバリューエリア下限が、14,700付近(緑色の点線)。9月下旬~10月上旬の安値手前で、バリューエリア下限あたりで止まれるかを見たい。
2) 下降ウェッジの下限
14,700を下回って下落するなら、下降ウェッジの下限である黄色のトレンドラインで止まりやすい。ここは下抜けると弱い動きになるが、買い圧力が増すポイントなので、前後で値止まりするか確認したい。
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末60.39%➡今週末61.38%(0.99pt)
反発上昇しているが週末時点では横ばい。
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