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【米国株10/24~10/28まとめ】GAFAMほぼ全滅も指数続伸

こんにちは、Kojiです。今週はGAFAM決算がほぼ全滅な中、指数が続伸を試みた週でした。月末リバランスの影響もあったかもしれませんね。

チャートとニュースを振り返っていきたいと思います。

マーケットサマリ

10/24(月)

朝から為替介入でドル円が145.5円まで円高に振れたが、夜には149円台まで戻っていった。

中国は習近平が3期目続投となり、最高指導部は習近平の側近を昇格した。

PMIは予想下振れ。製造・サービスともに50を下回る弱い結果。

金利低下➡指数上昇で続伸となった。

10/25(火)

消費者信頼感指数は予想下振れ
前回 108.0 予想 106.5 結果 102.5⬇

8月ケース・シラー米住宅価格指数は予想下振れ
前回 16.1% 予想 14.4% 結果 13.1%⬇

10月リッチモンド連銀製造業指数は予想下振れ
前回 0 予想 -5 結果 -10⬇

10年-3か月金利差が逆イールド

10年-3か月金利差が一時的に逆イールドに。

金利は4.1%弱まで低下➡指数は3営業日続伸となった。

10/26(水)

9月新築住宅販売件数は予想上振れだが、実数値は減少。
前回 68.5万件 予想 58.5万件 結果 60.3万⬆
前月比 前回 28.8% 予想 -13.9% 結果 -10.9%⬆

カナダの利上げが予想75bpに対して50bpとペース減したことで、米国金利が低下継続し、4.0%台まで下がってきた。

金利低下により指数は上昇を試みたが、Google決算ミスやマイクロソフトのクラウド減速を受け、指数は反落となった。

10/27(木)

7-9月期四半期GDPが3四半期ぶりのプラス。予想上振れ
GDP 前期比年率 前回 -0.6% 予想 2.4% 結果 2.6%⬆
個人消費 前期比年率 前回 2.0% 予想 1.0% 結果 1.4%⬆
コアPCE 前期比年率 前回 4.7% 予想 4.5% 結果 4.5%➡

10年金利は引き続き低下。指数はダウが3営業日続伸、S&P500続落、ナス100続落とGAFAM決算影響が出ていそうな結果。また月末リバランスによる変動がありそうだ。

10/28(金)

PCEは市場予想とさほど変わらない結果でした。
Fedピボットは期待できないだろうか。

雇用コスト指数は市場予想通りの伸びでした。

どちらの指標も概ね市場予想通りでインフレ・サプライズがなかったことで株式は買いが集まったということだろうか。
10年金利は4.0%台に戻すも、指数は大幅上昇となった。

実質金利が低下

実質金利は直近高値から低下。指数上昇のサポートとなっているか。
最新の10/28数値は1.51
(チャートは1日遅れ)

10年金利が4.2%台から4.0%まで低下

金曜にはやや反発したが、1週間を通しては低下の一途。

10年-3か月金利差がマイナス圏へ。

ぎりぎりプラス圏だった金利差は今週、とうとう逆イールドに突入。次週以降もマイナス圏を維持するのか逆イールドの期間に注目。

炭鉱のカナリア、ハイイールド債が出来高ともなって続伸

201%の出来高でHYG株価は6日目の続伸。リスクオンの兆しか。

S&P500は続伸(週+3.95%)

週足

ニックの大号令から今週も続伸となった。GAFAMなど決算通過も材料のひとつ。GAFAMは需要減速、ドル高など悪材料が結果に出てきた決算でした。指数の下落要因となったが、指数はAAPLの強い買い勢力により反発となって週末は陽線で終了できた。

出来高上昇をともなって株価上昇と、買い圧力の勝利。前週比では安値切り上げ・高値切り上げが継続。

2週前の高値3,806.9を上抜けると、上昇の勢いの強さを確認できる。

10/23note

先週、上記のように書いたが、しっかり上抜けて上昇を示した。ちょうど一目均衡表の転換線(緑色線)を超えたポイントで、基準線(えんじ色線)に到達して終了している。

次は、基準線を超えるとともに遅行線(紫色線)がローソク足を上抜けていくと、上昇継続のサイン。EMA40(赤色曲線)が近しいライン。

日足

GAFAM決算で一時的に下げる場面があったものの、週を通しては上昇の勢いがついた。

3,800付近を明確に上抜けることが上昇の条件と言えそうですね。
デッドクロスしないなら、MACDは買いと見てよさそう。

10/23note

先週述べた上記は軽く超えていって上昇の兆しを見せている。
長め期間設定のMACDゴールデンクロスが機能していますね(下段グラフ)。

ローソク足がEMA40(赤色曲線)を上抜けて、サポートラインになってるような値動きはいいチャートになりつつある。まだEMA20とEMA40はゴールデンクロス前で本格的な上昇トレンドとは言えないが、兆しは出てきている。

一目均衡表では、転換線と基準線が交差して”好転”となった。また、遅行線がローソク足を上抜けている。上昇サインが2つ点灯した形だ。

次は雲を上抜けていけると、3つ目の上昇サイン点灯となる。今週はSMA100を天井に止まったので、次週はまずSMA100を明確に超えていくかテストされる。フィボナッチ50%ライン同等。
テスト失格の場合は、3,800付近・EMA40や転換線で押し目となるか要確認。やや割高な水準に上がってきているとも見れるのでどうなるか。

11/1~11/2にFOMCがあるため、その付近でどんな反応が起きるかに合わせる必要があるかも。

MA200より上にあるSP500銘柄

22.06%➡36.77%に上昇(+14.71pt)。
6月頭付近と同水準に到達。

ナスダック100は上昇もGAFAM決算影響が大きい(週+2.09%)

日足

ナスの日足チャート解説は上記リンクに投稿したので参考にどうぞ。

週足

ナス週足は、GAFAM決算影響が大きく、週中の落ちでS&P500やダウと比べると上昇の勢いは弱い。週末にAAPL買いに助けられたのが救い。

とはいえ、安値切り上げ・高値切り上げ2週目で続伸。

一目均衡表の転換線(緑色線)で止められた形。ここもS&P500より弱さが際立つ。

FOMC突入のタイミングで、EMA20(黄色曲線)・基準線(えんじ色線)付近まで上がれるのか?FOMCの反応次第となるが、点線のレジスタンスラインもあり、反落するシナリオも考えられるチャートに見えなくない。
反落するときは11,000が次のラインだが、10/13安値も意識されやすい。

MA200より上にあるナス100銘柄

16.66%→28.43%に上昇(+11.77pt)。

セクター

週間ベスト
1. 資本財 +6.7%
2. 公益 +6.5%
3. 金融 +6.2%

週間ワースト
1. 通信 ▲2.2%
2. 一般消費財 +1.8%
3. エネルギー +2.7%

サイズ・タイプ
・ベスト:小型バリュー +6.3%
・ワースト:大型グロース +2.1%

AAPL以外GAFAM⬇

1週間のセクター値動きは以下投稿を参考にどうぞ。

各種指標

Fear&Greed Index

Neutral➡Greedに上昇(前週45➡今週61着地)

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前々週 19.84 ➡ 前週 43.28 ➡ 10月26日 53.91(前週差 +10.63pt)
50台にのってきました。

Bull/Bear Ratio

10月25日時点、2週連続で上昇だがまだマイナス圏。

ヒンデンブルグオーメン

サイトが403エラーのため未確認。

個別株の決算発表

GOOGL アルファベット

EPS・売上ミス

MSFT マイクロソフト

クリア

META メタプラットフォーム

EPS・ガイダンスミス

AAPL アップル

クリア

AMZN アマゾン


KO コカ・コーラ

クリア

ENPH エンフェーズ・エナジー

クリア

TXN テキサス・インスツルメンツ

ガイダンスミス

TMO サーモフィッシャーサイエンティフィック

クリア

BMY ブリストル・マイヤーズ・スクイブ

ガイダンス売上ミス

WOLF ウルフスピード

ガイダンスミス

NEE ネクステラ・エナジー

ガイダンスミス

ABBV アッヴィ

売上ミス

決算発表予定

10/31週の予定

イベント

1日~2日 FOMC
1日 ISM製造業景況指数
2日 ADP雇用統計
3日 ISM非製造業景況指数
4日 雇用統計

アノマリー

  • 新月相場(10月25日~11月7日)

おわりに

次週は11月FOMCです。ニックの号令で株式上昇となってきたが、FOMCで75bp利上げなどが発表されたときに、どう反応が起こるか注視したほうがいいだろう。

次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。