【米国株10/9~10/13まとめ】CPI総合は予想上振れもコアは鈍化基調【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
10/10(火)
ボスティック総裁
私は、インフレ率を2%を達成するために、我々の政策金利は十分に制限的であると考えている
カシュカリ総裁、利上げ不要な主旨の発言
インフレ率の押し下げで長期債利回り上昇が当局の仕事の一部を肩代わりする可能性は確かにある
当局が何をするかについての期待の変化がこうした上昇の理由ならば、このような利回りを維持するため、当局として実際にこれらの期待に沿う必要があるかもしれない
それらが動いたことを理由に、当局には行動の必要がないと断定的に言うのは難しい。私にはまだ分からない
10年債利回りがこれほどまでに上昇することになるとは考えにくく、やや謎だ
10/11(水)
PPI、総合・コアともに予想を上回って上昇
ボウマンFRB理事
インフレ率は引き続きFOMCの目標である2%を大きく上回っている。国内支出は力強いペースで続いており、労働市場は依然としてタイトだ
インフレ率をFOMCの目標に戻すために、政策金利をさらに引き上げ、しばらくの間、景気抑制的な金利を維持する必要があることを示唆している
ウォラーFRB理事も発言
FOMC議事要旨
金融政策スタンスが景気抑制的な領域にあることを踏まえ、委員会の目標達成へのリスクは二面性を強めたと参加者は総じて判断した
あと1回の利上げが「おそらく適切」との認識を参加者の過半数が示した一方、一部参加者は「追加利上げは正当化されない」
参加者は総じて、引き締め過ぎと引き締め不足のリスクのバランスを取ることが重要だと指摘
10/12(木)
CPI、総合は予想上振れ、コアは予想一致
失業保険、新規は下振れ、継続は上振れ
10/13(金)
ハーカー総裁、金利は据え置き、しばらく高止まり
ミシガン大学消費者態度指数、予想を下回る、インフレ期待は上振れ
前回 68.1 予想 67.2 結果 63.0⬇
1年インフレ期待 前回 3.2% 予想 3.2% 結果 3.8%⬆
5-10年先インフレ期待 前回 2.8% 予想 2.8% 結果 3.0%⬆
FF金利は5.25%維持シナリオ変わらず
11月は5.25%維持を94%織り込み。
来年5月まで5.25%維持、6月に利下げのシナリオ継続。
10年利回りは上昇一服
10年・30年利回りの上昇は落ち着き、低下し始めました。
一直線に低下するとは思えないが、もう少し落ち着いた水準に低下してほしいところ。
実質金利は2.4%超に上昇継続
最新の10/13数値は2.29%(チャートは1~2日遅れ)
10年利回り低下により、実質金利も低下。
ドル円はドル高で再び150円付近に戻し
ドルインデックスは、週後半に大陽線で反発し上昇。
ドル円は、ドル高もあり再び150円付近まで上がっています。通貨強弱チャートを見ると円は弱めの推移。
セクター
エネルギーと公益が先週まで下落続いてたが今週は反発。
M7は上ヒゲつけてる銘柄が多い
各種指標
Fear&Greed Index
FEAR継続(前週29➡今週29着地)
35まで一時上がってたが、週末リスクオフで29に戻っている
Put/Call Ratio(Equities)
8月からの変動幅が上下続いている。
10月4日の1.9付近が出て以来は、高騰はないが徐々に平均値は上昇中。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 36.21➡ 10月11日時点 45.80(+9.59pt)
グラフは反発。2週前の水準に戻る
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
前半は反発続けたが、後半は再び反落で弱い状態は続いている。
個別株の決算発表
JPM JPモルガン・チェース
C シティグループ
BLK ブラックロック
UNH ユナイテッド・ヘルス
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇
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