S&P500がMA200割れ、1/17週のマーケット振り返り
米国株マーケット
サマリ
1月は指数が今のところ全面安。
・S&P500 ▲7.8%
・ナスダック▲11%
・ダウ ▲5.8%
・ラッセル ▲11%
先週だけで
・S&P500 ▲4%
・ナスダック▲7%
・ダウ ▲3%
・ラッセル ▲5%
S&P500はMA200割れ
1週間でMA200割れまで下落。
21日は20年3月以来最大の大幅安。
週足ではMA20を割りMA50に近づいてきています。
ナスダック総合が1/18にMA200割れ、続落
しっかりとした陰線でMA200を下回りました。
MA200割れは明確な下落シグナルとして使われ、今週は全日下落でした。
直近の高値からは▲13.4%
ナスダック100もMA200割れ
大型グロースのGAFAMが崩れ始めていて、ナス100も同様に下落。
セクター
どのセクターもほぼ全面安で真っ赤。
30年金利と大型グロース相対パフォーマンスが逆相関
大型グロース/大型バリューをグラフ化して相対的なパフォーマンスの時系列推移を確認。大型グロースの相対パフォーマンスは悪化。依然として大型バリューが優位。
これらは30年金利と逆相関しており、30年金利が上昇すると大型グロースのパフォーマンスが劣後する。
Fear&Greed Index
1月18日 54 ➡ 19日 59 ➡ 20日 52 ➡ 21日 41
数値だけ見ると、まだ終わりが見えない水準か
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
低下してきたが21年の最低値までまだ距離がある。
ヒンデンブルグ・オーメンは点灯中
金利と今週のニュース
原油が85ドルを超え、一時87ドルに上昇
ロシア・ウクライナによる地政学リスクが高まっている
GSはブレント原油が100ドルを超えると予想。
米国・ロシアの動向が懸念される
米国30年金利が上昇
岡崎良介さんが動画で「原油価格が上がると30年金利が上がる」相関性が高いと示唆。長期金利が上がると大型成長株が下落とも。
50bpの利上げが懸念され始めてる
50bpの利上げ、2022年内に計4回の利上げに踏み切るかもしれない観測。
10年金利は一時1.9%に上昇
1.9%台まで上がり2%超えも近づいてたが、1.7%台に戻った。
2年金利が1%台に上昇中
イールドカーブはベアフラットニング
長短金利差の低下が続く
10年金利 - 2年金利のグラフです。
低迷中。
バイデン大統領『インフレ率を抑制する責務はFRB』
来週のFOMC結果が待たれる。
NAHB住宅市場指数は高水準キープ
前回 84
予想 84
結果 83
一方、中国は金融緩和
景気減速に対して手を打ってきたか。
個別株の決算発表
決算クリアはWFC、TFC、UAL
ぼくが見た決算に限るが、決算クリアは3社のみ。
サプライズが大きかったのはWFC。
GS ゴールドマン・サックス
EPSミス、発表当日は約▲7%下落
TFC Truist Financial
Q4売上ミス
BAC バンク・オブ・アメリカ
Q4売上・FY21売上ミス
MS モルガン・スタンレー
Q4売上ミス
ASML
Q4・FY21・Q1ガイダンスの売上ミス
UAL ユナイテッド航空
決算クリア
NFLX ネットフリックス
FY21売上ミス、Q1ガイダンスミス
ISRG インテュイティヴ
FY21売上ミス
REGN リジェネロン
次の決算は2月上旬予定だが、チャートが下値切り上げで下げ止まった感(?)もあるので以下で参考にチャート投稿しました。
1/24週の予定
イベント
26日 FOMC
27日 米国GDP
28日 PCE、雇用コスト
月末リバランス
アノマリー
以下の期間ですね。
アノマリーでは水星逆行が終わる2月4日までは要注意?
金星逆行(~1月29日)
水星逆行(~2月4日)
満月相場(~1月31日)
おわりに
指数がジリジリ下げるので下落目処がどこか見えにくい状況です。
来週のFOMCの結果が出れば事実から下落一服となるか待ちたいですね。
個別株ではGAFAM+Tの決算発表が始まる時期なので、大型グロース株が決算クリアできるかにも注目。
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。