【米国株11/13~11/17まとめ】小売上振れ、インフレ鈍化、失業保険上振れ、長期金利が低下【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
11/14(火)
ジェファーソンFRB副議長
不確実性の下で下された政策決定は、確実性の下で下された政策決定とは異なって見えるかもしれない
経済の不確実性を示すいくつかの指標、特にインフレ率が上昇している。
インフレの持続性をめぐる不確実性は、そうでない場合よりも強い政策対応を正当化するかもしれない
中央銀行は政策を決定する際に不確実性を考慮に入れるべきだ
バーキン総裁
インフレ率が2%に下がる円滑な軌道にあるとは確信していない
インフレ率は低下してきているが、需要の高止まりと供給不足が招いたコロナ禍当時の物価高騰が部分的に反転していることが大きい
住宅費と住宅関連のインフレ率は依然として過去の水準を上回っており、サービスインフレも同様だ
グールズビー総裁
インフレ率について、失業率の大幅な上昇を伴わずに、少なくとも過去40年で最も速いペースで低下している
景気過熱よりも外部からの衝撃の方が大きなリスクになっているとし、今後もインフレ指標に注目する
米下院、つなぎ予算案を可決
賛成336、反対95の賛成多数
上院では与野党のトップが同案への支持を表明
11/15(水)
小売売上高、予想をやや上回る
PPI、予想を下回る、前月比低下へ
NY連銀製造業、予想を上回り強めの結果に
米中首脳会議、バイデン大統領「確かな進展」
11/16(木)
フィリー製造業、予想を上回る
失業保険、新規⬆・継続⬆
クックFRB理事
経済成長と個人消費の勢いが続けば、ディスインフレのペースが鈍る可能性がある
経済活動や雇用が不必要に大きく落ち込むリスクにも注意を払っている
金融環境の引き締まりが負荷を与えている兆しが経済の一部で見られる
中小企業と住宅セクター、低・中所得者層の動向が、今後のより広範なストレスを示唆する警告となり得るかどうかについて検討している
11/17(金)
デイリー総裁
米金融当局では、インフレ率が2%への軌道に乗っているかどうか確信を持てていない
不確実性が高く、われわれの目標に対するリスクがより均衡している場合には、漸進主義のアプローチで臨む必要がある
バー副議長
インフレ率を持続的に2%に低下させる上で十分に景気抑制的な金融政策スタンスという点において、現在はおそらくピークか、それに近い地点だろう
最近の経済指標は、それがおそらく正しいという自分の考えを後押ししている
FF金利予想は3月から利下げを30%織り込み始めました
これまで5月か6月利下げがシナリオでしたが、3月利下げ予想が上がってきました。
2年利回りは低下傾向へ向かい、10年・30年利回りも低下継続
実質金利も再び低下へ
最新の数値は2.16%(チャートは1~2日遅れ)
ドル円は152円付近からドル安へ
金利低下に伴い、ドル安方面に下がっています。
ドル円は152円付近から強い売り圧力で149円台まで下げました。
セクター
M7は遅れてTSLAが上昇
多くのセクターが底堅く推移
各種指標
Fear&Greed Index
Fear→GreedにUP(前週42➡今週58着地)
Put/Call Ratio(Equities)
レンジの下限に低下。特に今のところはアラート無し。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 61.76➡ 11月15日時点 72.06(+10.3pt)
2週連続で上昇。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
またも窓を開けて上昇。元の水準まで戻ってすっかりアラート感はありません。
個別株の決算発表
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指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇
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