【米国株3/25~3/29まとめ】PCE前年同月比は予想一致、パウエル「最新のデータも昨年ほど良好な内容ではない」【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
3/25(月)
新築住宅販売件数、予想下振れ⬇️
年率換算件数 前回66.1万件 (修正値66.4万件⬆️)、予想67.5万件、結果66.2万件⬇️
前月比 前回1.5% (修正値1.7%⬆️)、予想2.1%、結果-0.3%⬇️
クックFRB理事
雇用とインフレの2大責務はより良いバランスになりつつある。しかしながら物価の安定を完全に回復するためには、時間をかけて金融政策を緩和する慎重なアプローチが必要になるだろう。
ディスインフレの道筋は予想通りに起伏が多く、平たんではないが、さらなる政策調整に慎重な姿勢で対応することで2%に向けて持続的な低下軌道を確保できると同時に、強い労働市場の維持に取り組むことができる。
3/26(火)
耐久財受注、予想上振れ⬆️
前回 -6.1% (修正値 -6.9%)、予想1.1%、結果1.4%
住宅価格指数(前月比)、予想下振れ⬇️
前回0.1%、予想0.3%、結果-0.1%
ケース・シラー米住宅価格指数、前年同月比予想下振れ⬇️
前回6.1% (修正値6.2%⬆️)、予想6.7%、結果6.6%⬇️
リッチモンド連銀製造業指数、予想下振れ⬇️
前回-5、予想-5、結果-11
ウォラーFRB理事
最近のインフレ統計には「失望を感じる」と述べるとともに、利下げに踏み切る前に少なくとも数カ月分の良い内容のインフレデータを目にしたい。
最近のデータを受けて、私の見解では利下げの全体的な回数を減らすか、さらに先送りするのが適切だ。
経済生産や労働市場には持続的な力強さが見られる一方、インフレ抑制の進展は減速している。こうしたサインを踏まえると、金融緩和開始の措置を急いで講じることは考えられない。
3/28(木)
GDP Q4確定値、予想上振れ⬆️
個人消費⬆️、コアPCE⬇️
失業保険、新規⬇️、継続⬆️
新規失業保険申請件数 前回 21.0万件 (修正値21.2万件⬆️)、予想21.2万件、結果21.0万件⬇️
継続受給者数 前回180.7万人 (修正値179.5万人⬇️)、予想181.5万人、結果181.9万人⬆️
ミシガン大学消費者態度指数・確報値、予想上振れ⬆️
1年先のインフレ期待は前月3.0%、結果2.9%に低下
5-10年先のインフレ期待は2.8%に低下
3/29(金)
PCE、前年同月比は予想一致➡、前月は上方修正⬆️
パウエル議長
利下げ
米経済が非常に堅調なペースで成長し、労働市場も極めて強いという事実は、われわれが利下げという重要な一歩を踏み出す前にインフレ率の低下についてもう少し確信を強める機会を与えてくれる。利下げを急ぐ必要はない。
インフレデータ
予想に沿ったデータを目にできるというのは良いことだ。ただ、この最新のデータも昨年ほど良好な内容ではない。
今後のインフレ率
時として起伏の多い道を進みながら低下し続けると当局はみている。
リセッション
現時点ではリセッションの可能性が高まっているとはみていない。ただ労働市場が想定外に弱まった場合、当局による政策対応が正当化され得る。
利下げ回数・6月利下げは変化なし
11月だけズレてるのは来週には元に戻りそうだが、年内3回利下げのラインは変わっていないようだ。データ次第で利下げ回数の織り込みは今後も変化かな。PCEを受けて次週どう変化するか。
10年利回りは4.2%台で小動き
PCE待ちだった今週は小幅な動きで安定。
実質金利は1.88%で小幅な動き
最新の数値は1.88%(チャートは1~2日遅れ)
ドル円
ドルインデックスはフィボナッチ61.8%近くにさらに上がっている
ドル円は口先介入の円買いはあれど152円近くの高値圏で152円超えには至らず。
セクター
M7がマチマチ、生成AI関連も利確売り、リバランス影響かな。
バリューが買われた週
各種指標
Fear&Greed Index
Greed継続(前週72➡今週71着地)
3/28時点。上がり下がりせずゴルディロックス相場
Put/Call Ratio(Equities)
1.3台に上昇してるのは月末要因かな?
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 93.22 ➡3月27日(水)時点 103.88
ショート買い戻しか
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
ボックス圏の高値に上昇。HYGからはアラートなし。
個別株の決算発表
特になし
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。