【米国株8/21~8/25まとめ】S&P500、ナスダック100先物のチャート振り返り【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+0.72%)
日足
今週の振り返り
先週金曜日にフィボナッチ50%で反発していました。月曜日は反発を引き継いた上昇。概ねEMA75の下辺りが値止まり目処になっていた。
上昇は最終的には黄色のボックス圏を一時的に上抜けたが、勢いは続かず失速。フィボナッチ23.6%まで戻してもおかしくないと思ってたが届かず。ボックス圏に引き戻され、前後でもみ合っている。週足で見れば長めの上ヒゲとなりました。
右下がりの平行チャネルを一時的には上回ったが、明確に上抜けることができず、まだ平行チャネルの中で推移している。
反発上昇するなら、平行チャネルと黄色のボックス圏を上抜けるのを見届けたい。
下落する場合は、22年8月高値はひとつの値止まりポイント。下落で気になるのは三尊天井の可能性。
2年利回りが上昇しており、10年利回りが追随して上がるか来週以降の気になるところ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
再びボックス圏を上抜けて上昇するなら、次の目安は
1) フィボナッチ23.6% 4499.5前後
2) 22年3月高値前後 4634.5
フィボナッチ23.6%を上抜けて勢いが乗るなら、7/27につけた高値がもう一度目指す先となる。
②下落する場合
今週と同じく、もう1段の売りとなるならフィボナッチ50%を割り込むことがスタートポイント。その場合は、下記の順が目安。
1) 2022年8月高値 4327.5前後
今週と同じでチャート上は止まりやすいポイントだが、出来高が薄いため止まらない可能性もある
2)右上がりの平行チャネル下限 4,250~4,280前後
引き続き下がる場合は平行チャネル下限付近が値止まりを確認したい場所。EMA200やフィボナッチ61.8%もあり、意識しやすいものが集中している。
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末51.49%➡今週末49.9%(-1.59pt)
下げがまだ止まらず。
ナスダック100先物(週+1.65%)
日足
今週の振り返り
先週金曜日の下ヒゲ十字線が示す通り、今週は上昇で開始した。上昇する場合の目安として示していた22年3月高値をやや上回るところまで到達。
S&P500と同様、今週はここから下落してEMA75まで押し戻されている。金曜日はEMA75から再反発しているが、勢いのある反発には至っていない。
今週はEMA75付近から黄色のボックス圏の狭い範囲でのレンジとも見て取れる。右下がりの平行チャネル内の値動きで、方向感が定まる動きとはならなかった。ジャクソンホール前後のボラティリティのような値動き。
ジャクソンホールでのパウエル講演は、メッセージの大きな変化はないが、もう1段の利上げを示唆するものでFedWatchの予想では、利上げを織り込んでいる。この流れが続くなら上昇が続く10年利回りももう少し上を目指す可能性もあるのかも。実質金利が上がるなら、金利の重石には注意したい。
次週はなんとなくのイメージでは右下がりの平行チャネルの内側に留まった動きになりやすいのではないか?
次週のシナリオ
①上昇する場合
金曜日の反発を引き継いで上がる場合は次の順でテストされる。
1) 22年3月高値 1,5264.8
2) 平行チャネル上限付近 15,500前後
②下落する場合
再びフィボナッチ38.2%を下回る値動きとなると、次が値止まりテストラインか。
1)フィボナッチ 50%~右上がりの平行チャネル下限
平行チャネル下限の前後は値止まりテストライン。ここを下抜けると、2)まで落ちやすくなりそう。
2)EMA200から2022年8月高値
今週と変わらず1段ぐんっと下がった場合はここが一つの目安。
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末66.33%➡今週末66.33%(±0pt)
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