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【米国株9/9~9/13】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物

日足

今週の振り返り

  • 今週は5営業日陽線のリバウンド上昇でした。再び0.5%の利下げを催促する市場、トランプとハリスの討論会でハリスが優勢となったローテーションなど、株式市場は利下げ確実視されているFOMC前の上昇を演出した。

  • 9月9日(月)の始まりからすぐに上昇を始め、下落目処と見ていたフィボナッチ38.2%までの下落を見せることはなかった。1日の中では一時的に下落することもあったが、9月6日(金)の安値を下回ることはなく、底堅い推移となっていました。9月11日(水)に長いヒゲをつけているが、この時下落しても9月6日(金)安値の手前で値止まりして、反発したことがエントリーしやすかったポイントだろう。

  • 9月6日(金)の引けには、8月下旬のボックスゾーン(黄色の長方形)に到達した。しかし、ボックスゾーンの高値まで上がりきれず週末を迎えた。高値越えトライはお預けとなった。ボックスゾーンでも見合っている価格帯のため、今回も高値越えできるかはイベント待ちの様相と見る。

  • 次週はFOMCがあり、0.25%の利下げ、0.50%の利下げのどちらになるかによって、高値越え→上昇とつなげられるか、もしくは失望売りとなるかの値動きが想定されそうだ。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • ボックスゾーンの高値を上抜けて上昇する場合は、7月16日(火)の高値にトライ。

  • 高値を越えてATH更新していくなら、次の節目は5,800。

②下落する場合

  • 失望売りとなるなら、もう一度ボトム作りに向かうが、フィボナッチ61.8%~50%の間が目安。今のところは、下がっても9月6日(金)の安値前後がサポートラインとなるかを見届けておけばいいかも。

MAより上にあるS&P500銘柄

MA50より上
先週末58%➡今週末71%

MA200より上
先週末67%➡今週末73%

ナスダック100先物

日足

今週の振り返り

  • 先週のnoteでは「急落からの反発を試みるなら、フィボナッチ50%ラインへの回復が狙いたい場所だが、それだけの買い圧力が生まれるかどうか。」と書いていたが、結果はフィボナッチ61.8%の上まで戻す大健闘でした。200日出来高加重移動平均線を少し下抜けてからリバウンドするかもしれないとも考えてたが、杞憂で200日出来高加重移動平均線の上で9月9日(月)から反発を始めた。

  • 5営業日連続の陽線だが、週足でみると前週のローソク足の内側で推移したはらみ足です。はらみ足は、レンジ内の動きで強気転換していません。前週高値を越えていないため弱気と見る節もあるローソク足。

  • 良かった点は9月13日(金)時点で75日出来高加重移動平均を上回って上昇したこと。強気と弱気の間でFOMCを迎えることになりそうですね。

  • 黄色の水平線が何度がトライして上抜けできていない抵抗線となっています。今週はこの抵抗線まで上がりきれず、次週への持ち越しとなりました。FOMC前にこの位置で止められているのは作為を想像してしまうが、FOMCで0.25%と0.50%のどちらの利下げになるかで黄色の抵抗線に向けた値動きは変わるものと心持ちしておきたい。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • 黄色の水平線を上抜けして上昇する場合は、フィボナッチ(白)78.6%が次のトライライン。フィボナッチ(白)78.6%を上抜けると、7月11日高値が次の目標地点。

  • 7月11日高値を上抜け新高値を更新する場合は21,000が次の目安だろうか。

②下落する場合

  • 売られる場合は、200日出来高加重移動平均線の前後が次のボトムラインと想定。

  • 下落圧力が強くなって200日出来高加重移動平均線を下抜けることがあっても、フィボナッチ23.6%が短期的には下限とみる

MAより上にあるナスダック100銘柄

MA50より上
先週末38%➡今週末60%

MA200より上
先週末51%➡今週末57%

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