【米国株10/30~11/3まとめ】FOMCは金利据え置き。雇用者減少・失業率UP・賃金インフレ鈍化の三拍子。面白い展開へ【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
10/31(火)
日銀金融政策決定会合
長期金利の上限である1%を超える取引を容認する柔軟化措置
上下0.5%程度としていた長期金利の変動幅は削除
長期金利の誘導目標や資産買い入れ方針などは維持
雇用コスト、予想をやや上回る
ケースシラー住宅価格指数、予想を上回る
11/1(水)
神田財務官、「為替介入にスタンバイ」と牽制
口先でスタンバイとは珍しい表現でしたね
ADP雇用統計、予想を下回る
PMI改定値、予想一致
ISM製造業、予想を下回り50未満の弱さ
JOLTS求人件数、予想を上振れ
前回 961.0万件 (修正値949.7万件⬇)、予想 925.0万件、結果 955.3万件⬆
FOMC、金利据え置きを決定
FF金利5.25%維持
12月FOMCでの利上げ可能性は残す
引き締め局面が終了した可能性を認めた
11/2(木)
失業保険、新規⬆・継続⬆
新規 前回 21.0万件(修正値 21.2万件) / 予想 21.0万件 / 結果 21.7万件⬆
継続 前回 179万人(修正値 178.3万人) / 予想 180.0万人 / 結果 181.8万人⬆
11/3(金)
雇用統計
雇用者数、予想下振れ・低下、かつ9月下方修正
失業率、予想上振れ・上昇
賃金、前月比では予想下振れ・鈍化傾向
ISMサービス、予想を下回る
FF金利は6月利下げから5月利下げに早まる予想へ変化
10年利回りは4.5%台へ低下
実質金利も2.5%台から2.18%に急低下
最新の11/3数値は2.18%(チャートは1~2日遅れ)
ドル円は151.7円から149円台に下落
ドルインデックスは金利低下とともに下落へ転じた。
ドル円は一時は151.7円まで上がったが、そこから149円台まで戻しましたね。通貨強弱チャートもドル安で円高ではないことはわかる
セクター
オールグリーン
M7のなかではNVDAが+11%と上昇幅が大きい
各種指標
Fear&Greed Index
Extreme Fear➡Fearに戻りました(前週24➡今週42着地)
Extreme Fearに刺さったら買いが今回も発動して、Fearでも恐れがあまり感じられないNeutral付近。
Put/Call Ratio(Equities)
こちらも急低下でボラつくってますね
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 24.82➡ 11月1日時点 29.17(+4.35pt)
金曜日の雇用統計・ISMサービスの低下でもう少しポジション改善されていそう。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
7月天井からは61.8%を超えてEMA200まで回復。2つ窓を開けた上昇で、出来高も増加している。急すぎる上げだが、HYGが元の水準に戻ったのは明るい兆し。
もう一つのカナリア、ラッセル2000
レンジ下限からきれいに反発で大陽線となりました出来高も多い。日足チャートを別で見てもHYG同様に2つ窓を開けた急な買い勢力がうかがえる。
個別株の決算発表
MCD マクドナルド
SOFI ソーファイ・テクノロジーズ
ZI ズームインフォ・テクノロジーズ
WOLF ウルフスピード
AMD アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
CVS CVSヘルス
SMCI スーパー・マイクロ・コンピュータ
ELF elfビューティー
SHOP ショッピファイ
PLTR パランティア・テクノロジーズ
REGN リジェネロン
AAPL アップル
NET クラウドフレア
SQ ブロック
BILL bill.com
EXPE エクスペディア
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇
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