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【米国株4/15~4/19】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物

日足

今週の振り返り

  • 先週の崩れから今週は安値下抜けで下落が続き、6営業日連続の下落となった。連日の高値安値切り下げで下落トレンド継続。

  • 75日出来高移動平均線がサポートにならず週末まで下ったのが印象的な下げでした。久しぶりに平行チャネルの内側に戻ってきて懐かしみ(オレンジ色のトレンドライン)。

  • 先週は「次はフィボナッチ50%が目安だが、いずれも出来高が少ない価格帯のため裏付けが弱い。」と書いたが、50%を突き抜けて61.8%に到達した。一旦は下ヒゲで反発しているが、下げ止まりとは言えない状況だ。50%から61.8%ラインは2021年の高値付近の価格でひとつめの止まりやすい価格帯とも言えそうだが、反応するには古い価格帯で裏付けは乏しい。

  • 7日出来高移動平均線は75日出来高移動平均線とデッドクロスする直前まで来ています。

  • 次週から決算発表が本格化するため、決算結果へのリアクション次第で動向は変わる。マクロはPCEがありインフレ状況へのリアクションにも注目が集まるか。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • リバウンドする場合は、75日出来高移動平均線を上抜けられるかを見たい。リバウンドしても戻り売りには注意したい時期。

  • 75日出来高移動平均線を上抜けられる場合は21日出来高移動平均線が次の目指す先。今まで21日出来高移動平均線はサポートラインだったので、レジスタンスに切り替わらないか見ておきたい。

②下落する場合

  • 次はフィボナッチ78.6%を見に行く場面。

  • 止まらない場合は次は黄色の水平ライン付近がチャート上の確認ポイント。200日出来高移動平均線もあり、前後で値止まりするか確認したい。

MAより上にあるS&P500銘柄

MA50より上
先週末40.55%➡今週末34.59%

MA200より上
先週末69.18%➡今週末67.99%

ナスダック100先物

日足

今週の振り返り

  • 今週は見ていた黄色のボックスゾーンの安値ラインと75日出来高移動平均線を下抜けて下落開始。下抜けた後はほぼ止まらず週末まで下落し続けた。高値・安値切り下げが毎日続く下落トレンドで出来高も増加している。ジェットコースターの降りは速い。

  • 先週、下抜けた後のシナリオとして「下抜けた場合は、フィボナッチ61.8%が次のサポートを試すラインになりそうかな。」と書いたが、金曜日に61.8%を少し下回った17,000付近まで下落。

  • 大きく下落しているので週明けは反発する可能性はあるが、戻り売りには注意したい期間だろう。現状では今はまだ下げ止まったとは言えない時期。

  • 7日出来高移動平均線は75日出来高移動平均線とデッドクロスしており、S&P500よりキツめの下げとなっている模様。最高値から金曜日の安値まで8.2%下落しており、このまま下げる場合は調整期間となりそうだ。下げ止まりが確認できるまで待ちたい場面だ。

  • M7の決算発表が始まる。結果へのリアクションの影響があるだろうから、上下動は様子を見たほうがいいだろう。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • まずはフィボナッチ50%の上を取り戻せるか反発の強さを見たい。この場合は7日出来高移動平均線を上回れる勢いも必要。

  • 黄色のボックスゾーンの安値17,789前後を上抜けられるならいいが、レジスタンスになる可能性もある。ボックスゾーンに戻すためには現在の売り圧力を上回るだけの買い圧力が必要で、その材料が必要だろう。

②下落する場合

  • 下落続行であれば、まずは下の黄色ボックゾーンからフィボナッチ78.6%付近が次の値止まり確認ポイント。

  • 下抜ける場合は200日出来高移動平均線がサポートの目安かな。

MAより上にあるナスダック100銘柄

MA50で見るともうすぐ下限だが、MA200では下値にまだ余裕がありそう。

MA50より上
先週末34.65%➡今週末17.82%

MA200より上
先週末67.32%➡今週末59.4%

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