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【米国株10/30~11/3】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物(週+5.85%)

日足

今週の振り返り

  • 高値・安値切り上げが5連騰

    • 昨年10月から引いたフィボナッチ(カラー)の50%戻しで下落ストップしたと見てとれる。

    • 10月末に出来高が多い価格帯4,141前後で反発の動き。

    • ここの価格帯を守りたい買い圧力が初動

    • FOMCや雇用統計などで金利低下に動いたことも好影響

    • 金利低下が続くかが焦点か?

  • 金曜日には9月以来のNet New High-Lowプラス転換

    • といってもまだNetは小さな値なので、この流れが続くか見届ける必要がありそうだ

  • 回帰トレンド(点線)を引くと、上限まで上がってきています。

    • 白線のトレンドラインまではもう少し余地がある。

    • 金曜日にはEMA200とSMA200の上まで取り戻しているが、EMA75で止められた形。

    • EMA75は前回の山で止まったところで今回上抜けできるかキーポイント

  • フィボナッチ(白)の50%までほぼ1週間で戻した強さがあるが、出来高は微妙な推移。

  • 出来高が多めの価格帯である黄色ボックス圏(上)に差し掛かっているが、まだ上抜けできていない状態で引けている。さらなる上値を追いかけるには黄色ボックス圏を上抜けて上がり続ける力強さが見たい。

(追記)
赤いボックスがチャートのサポートライン➡レジスタンスラインに変わっているラインです。前回レジスタンスで跳ね返されるラインなので、今回上抜けできるか跳ね返されるか確認するポイントになるかもしれません。

次週のシナリオ
①上昇する場合
1) トレンドライン(白)
フィボナッチ(白)50%を上抜けていくなら、トレンドライン(白)まで上がる余地はありそう。

2) フィボナッチ(白)78.6%

②下落する場合
回帰トレンドの平行チャネルの上限前後で跳ね返されると、どの程度の下押しか見ていきたい

1) 小さな下押しならフィボナッチ(白)23.6%

2) もう少し下押し進むならまずは10月27日安値4,122付近で止まるか見たい。

MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末24.05%➡今週末41.74%(+17.69pt)

ナスダック100先物(週+6.44%)

日足

今週の振り返り

  • 高値・安値切り上げが5連騰

    • SMA200での反発は今回も手堅いサインとなった

    • FOMCや雇用統計などで金利低下に動いたことも好影響

    • 金利低下が続くかが焦点か?

  • 金曜日には9月以来のNewHigh-Lowプラス転換

  • 下降ウェッジの上限ラインに到達

    • ウェッジを上抜ければ上昇トレンドのパターン入りか?

    • 黄色ボックス圏をやや上抜けて引け

    • ボリンジャーは+1σにタッチ

  • 出来高は週末に向けて減少傾向で、やや出来高不足が否めない

    • 10月の上昇との期は出来高増が確認できたが、今回は増えていない

    • ウェッジ上抜けして上昇を続けるほどの買い圧力がないようにも見える

    • 上昇を続けるなら出来高増を確認したい

  • フィボナッチは短期では50%超の戻し

    • 22年10月からの中期フィボナッチでは78.6%の上の水準まで戻っている

  • 10月までのバリューエリアのコントロールプライスに接近で上値の余地は高くないかもしれない

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • フィボナッチ(白)61.8%を上抜けるなら、78.6%が目安か

  • フィボナッチ(白)78.6%を超えられるなら7/19高値15,946が次となる

②下落する場合

  • ウェッジで売り圧力強くなって跳ね返される場合は、押し目をつくって逆三尊パターンもあるかもしれない

  • フィボナッチ(白)23.6% 14,499が軽い押しの目安

  • 下降ウェッジの下限ラインが次の目安

    • ただし10月27日安値で平行チャネルの進行に変わってるので、下降ウェッジが機能しない可能性がある点には注意

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末40.59%➡今週末58.41%(-17.82pt)

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