【米国株9/18~9/22】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物(週-3.05%)

日足

今週の振り返り

  • 今週は、先週書いた包み足陰線による売り転換サインのとおりとなった

  • 黄色のボックス圏を下抜けて強い下落となりました。木曜日の下落で三尊天井が完成となって、金曜日にはEMA200をやや下回るところまで下げています。

  • フィボナッチ(白)では61.8%まで戻り売りが進んだ形だ。

  • 上記を見るところ、ここで止まれるかのポイントだが、右上に上がる平行チャネル下限(白)まではもう1段下がある。強めの下げだっただけに、もう少し下げても一旦は短期的に反発する頃合いでもあるか。

  • フィボナッチ61.8%を本格的に割り込むときは78.6%まで下がることも視野に入れるといいだろう。平行チャネル下限をやや下回って78.6%で値止まりしてくれるなら、反発期待したい。

  • EMA200で止まって上に戻るなら、黄色のボックス圏を上抜けることが最初の条件。

次週のシナリオ
①上昇する場合
金曜日は戻り売りだったが、金曜日の高値を上抜けていくなら、高値切り上げで黄色のボックス圏にトライする気流が生まれるかもしれない。
次の順でチェック。

1) 黄色ボックス圏の上限 4,440
黄色のボックス圏はこれまでの安値ゾーンだったので、ここで戻り売りするゾーンになる場合もある。平行チャネル上限を抜けられるかどうかが試される。

2) 右下に下がる平行チャネル上限
7月末から現在まで右下に下がる平行チャネルで進行している。
黄色のボックス圏を上抜ける買い優勢になるなら、この平行チャネルの上限がまずは上昇の目安と見える。

②下落する場合
金曜日は戻り売りの陰線なので、まだ上げさせてくれない可能性がある。下げていくなら、次の順で確認したい。

1) 右上に上がる平行チャネル下限~フィボナッチ78.6%
平行チャネルの下限はわかりやすい目安だが、もう少し下に押すなら78.6%が目処となりそうだ。

78.6%を下抜ける可能性あるが、すぐ下は出来高が多い価格帯なので、止まるか確認したい

MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末50.09%➡今週末41.74%(-8.35pt)
前回の最低値が37付近で、もう少し。
昨年9月末は10.5

ナスダック100先物(週-0.72%)

日足

今週の振り返り

  • 今週は水曜日から木曜日にかけて黄色のボックス圏を下抜けました。EMA75を下回る強い下げとなった。木曜日の下落でバリューエリア(薄い黄色ライン)の下限を下抜けたようだ。

  • 金曜日は反発日となったが、黄色ボックス圏まで上がることができず、戻り売りで長めの上ヒゲをつけた。

  • 右上に上がる平行チャネルの下限に到着しているが、ここを大幅に下抜けていくと、上昇トレンド終了のお知らせとなる。瀬戸際ラインか。

  • 一方で右下に下がる平行チャネルは下限に向けて進行している途中だ。

  • S&P500先物は三尊天井が完成していたが、ナスダック100先物はいびつな三尊天井を形成中。黄色のトレンドラインを下回ると完成となる。黄色のトレンドライン付近まで下がったところで止まるなら押し目買いポイントだろうか。

  • 次週から反発できるなら、横ばいぎみに形を変えてレンジ進行となる可能性も残る。これ以上の金利上昇が見られるかは株価にも影響するか。

次週のシナリオ
①上昇する場合
ここから反発するなら、まずはバリューエリア下限の上に戻していくことが必要。

1) 黄色ボックス圏上限 15,094
バリューエリアに戻るなら、黄色ボックス圏の上限がまずは目安。ここで止まるようであれば、戻り売りの格好の場所となる。ちょうど短期フィボナッチ(白)の38.2%と重なる。
上抜けて、POC(赤い水平線)を超えてほしい。

2) 右下に下がる平行チャネル上限
もう少し上にいくなら、右下に下がる平行チャネルの上限が次の目処となる。短期フィボナッチ(白)61.8%付近となるか。

②下落する場合
金曜日の戻り売りが今週も続いていくなら、次の順で値止まりを試すだろう。

1) 8月安値~黄色トレンドライン
8月安値がわかりやすい意識ライン。止まらず下がるなら黄色のトレンドラインで三尊天井が完成するか試される。

2) 右下に下がる平行チャネル下限
三尊天井完成で下がるなら、足元は右下に下がる平行チャネル下限がわかりやすいポイント。もう少し下押しするなら、EMA200付近。

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末68.31%➡今週末60.39%(-7.92pt)

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